クラブW杯の影響で来季開幕の日程調整を希望も…ペップ「絶対に許可されない」
マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が、来シーズンの開幕日程の変更はプレミアリーグに認められなかったと語った。4日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。 新フォーマットとなったFIFAクラブワールドカップ2025(Mundial de Clubes FIFA 25)が2025年6月15日から7月13日までアメリカ合衆国で開催される予定となっており、プレミアリーグからはマンチェスター・シティとチェルシーが参戦することが決まっている。 しかし、合計32チームが参加するこの大会の影響で選手たちのシーズンオフの期間はかなり短くなっており、仮に決勝まで進んだ場合には4週間か5週間で2025-26シーズンのプレミアリーグ開幕を迎えることになる。そのうち、3週間は必須の休息期間となるため、準備期間はわずか1週間ほどで新シーズンの開幕を迎える可能性も浮上している。 このような状況から選手の負担を軽減するためにグアルディオラ監督は、プレミアリーグに日程の調整を打診したようだが、「プレミアリーグは回復するために最初の2試合を延期することを許可してくれなかった。本当にありがとうございます」と皮肉まじりに要求が認められなかったことを明かした。 「クラブは、ワールドカップ後に休暇が取れるようにリーグに1週間か2、3週間延期するように要請したと思うけど、絶対に許可されることはない。プレミアリーグが私たちにそれを許可するだろうか? 絶対にないだろうね」 なお、『BBC』によると、マンチェスター・シティとプレミアリーグで非公式の話し合いはあったものの、正式に開幕を延期する要請はなかったという。それでも、過去のシーズンを参考にすれば、プレミアリーグの開幕は8月9日か16日の週になり、その前の週には過去7シーズン中6シーズンもマンチェスター・シティが参加しているコミュニティ・シールドも行われるため、早ければ休息期間を終えた直後に公式戦が開催される可能性がある。 このことから、グアルディオラ監督は「これらの試合は延期されないので『どうしたらいいんだ?』というような瞬間は訪れるだろう。今のところ答えはないけど、常識的に判断するつもりだ」とも語っている。 国際サッカー連盟(FIFA)はクラブW杯に出場するすべてのクラブに対して最善のチームを起用するように指示しているようだが、果たしてクラブW杯に参加するマンチェスター・シティとチェルシーは来夏をどのようにやりくりしていくのだろうか。
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