飯田・鼎地区の「謎」を中学生が調査 図書館で調査結果を展示
鼎図書館(飯田市鼎上山)で現在、「鼎ナゾとき探偵団」による「鼎地区の謎」についての調査結果を展示している。(飯田経済新聞) 【写真】「鼎はいつから10地区になったのか」の調査結果 ふるさと学習の機会提供を行う鼎公民館と資料提供を行う同館のコラボ企画として、2020年に始まり、今回で4回目。鼎の中学生から、地区の疑問や気になっていることを募集。鼎歴史を学ぶ会のメンバーと一緒に探偵団を結成し、「鼎町史」「区史」などの郷土資料や「公民館報かなえ」など、鼎の歴史が記載された資料を調べたり、地域の史跡見学も行ったりして「謎」を解いていく。 今年は7月24日に結団式を行い、中学生4人と大人2人が団員として参加。今回は、鼎下山の小さな古墳「鞍骨(くらぼね)古墳には誰が埋葬されているか」、「鼎はいつから10地区になったのか」、「上茶屋・下茶屋の『茶屋』とは何か」について調査を行った。 月2回ほど学習会を開き、資料調査や現地見学、大人の団員と鼎の昔のことについて話し合うなどして、10月26日に調査結果を模造紙にまとめた。11月の「鼎ふれあい文化祭」での展示を経て、同館で展示を継続している。 同館司書の長谷部陽菜さんは「文化祭の展示では地域の多くの人に興味を持って見てもらえた。鼎ナゾとき探偵団が、ふるさとへの関心を高められるきっかけになれば」と期待を込め、「展示はまだ続いているので、ぜひ図書館へ足を運んでほしい」と呼びかける。 開館時間は10時~18時。月曜・第4金曜、祝日、年末年始は休館。12月26日まで。
みんなの経済新聞ネットワーク