「強盗に狙われやすい家」には共通点がある…元警視庁捜査官が勧める「家を守る防犯対策」9選
■侵入にかかる時間を長引かせることが重要 5. 窓に警報機を設置する 「泥棒や強盗が窓から侵入しようとしたときに警報音が鳴ることで怯ませることができ、侵入にかかる時間を長くできます。また、通行人や近隣住民に異変があったことに気づいてもらえる可能性が高まります。 ちなみに、警報機は玄関に取り付けるタイプもあるため、窓だけでなく玄関にも取り付けることでさらに防犯性を高められます」 6. 窓に面格子を取り付ける 「窓ガラスを割っても面格子を取り外さないとすぐには侵入できないため、防犯対策として非常に効果的です。空き巣などの被害に遭うリスクを避けたいと考えている方は、検討してみましょう」 7. 人感センサーライトを設置する 「人感センサーライトとは、人が近づくとライトが点灯する機能を搭載したライトのことです。薄暗い場所に人感センサーライトを設置すると、侵入者などを検知した際にライトが点灯して人目につきやすくなるため、犯罪者が近づきにくい環境を作り出すことができます。特に自宅の敷地内で薄暗い場所がある場合は導入すると効果的です」 ■宅配便を装った強盗犯を防ぐためには… 8. 宅配ボックスを活用する 「宅配ボックスを設置したり活用したりすることも防犯対策として効果があります。強盗犯の中には、宅配便の配達員を装って犯行に及ぶケースがあるためです。 宅配便を利用する際に宅配ボックスへの配達を依頼しておくことで、配達員に会う手間を省けるうえに、強盗被害に遭うリスクを大幅に軽減できます」 9. セキュリティ会社と契約し、防犯性を高める 「セコムやALSOKなどのセキュリティ会社と契約することも、非常に有効な防犯対策になります。異常が発生すると警備員が駆けつけてくれるのはもちろん、警報機やセンサー機器などを設置してくれて家の防犯性も高められるためです。 また、セキュリティシステム導入の証しとして契約したホームセキュリティ会社のステッカーを配布されるため、それらを貼ることで侵入者を牽制することもできます。 ただし、セキュリティ会社との契約は高額な初期費用(一般的に20万円前後~)が必要になる可能性があるうえに月の利用料も必要になるため、防犯対策はしたいが費用も抑えたいという方には向きません」