『119エマージェンシーコール』©︎フジテレビ

　2025年1月13日よりフジテレビ系で放送がスタートする清野菜名主演の月9ドラマ『119エマージェンシーコール』に出演する瀬戸康史のインタビューコメントが公開された。 【写真】『119エマージェンシーコール』瀬戸康史の場面写真 　本作は、消防局の通信指令センターを舞台に、個性的な指令管制員（ディスパッチャー）たちが、困難な状況にチームとして立ち向かう中で、それぞれに抱える葛藤や問題を乗り越えて成長していく群像劇。限りなくリアリティーを追求するため、横浜市消防局全面協力の下、大型のマルチディスプレイとシステム監視制御装置、LIVE映像通信システムを備えた最新の消防司令センターをセットで完全再現する。 　瀬戸が演じるのは、横浜市消防局・司令課3係の指令管制員・兼下睦夫。2年前まで消防隊員だったが、あることがきっかけで現場を離れることに。新人指令管制員の粕原雪（清野菜名）の教育係でもある。また、既婚者で小学生の息子を持ち、息子のことになると何を置いても優先する子煩悩な一面も。 　そんな兼下について瀬戸は「兼下はすごく不器用な人です。でも、不器用なだけで、しっかりと人を思いやる気持ちや優しい部分は持っていて。じゃないとこの仕事はできないと思います。考えすぎるが故に、言い方が強くて誤解されてしまったりもして、そういうところがもったいないなと思いつつ、兼下らしいのかなとも思っています」と語る。 　さらに、撮影現場の雰囲気を聞かれると「個人的には、こういったチームで動く作品はとても久しぶりだったので、初めましての方もいらっしゃる中で最初は“なじめるのかな？”という不安な気持ちもありましたが、今では大の仲良しになりました。撮影の休憩時間は、皆で自分の楽屋に戻らずずっとゲームをしています（笑）。みんなで持ち寄っていろんなゲームをして盛り上がって楽しく過ごしています」と現場の様子を明かした。 　実際に撮影をしてみて感じた指令管制員という職業の魅力や、演じる難しさについては、「改めてすごく大切な職業だなと思いました。指令管制員一人一人にちゃんと想像力がないと、通報してきた方の状況が見えてこないのではないかと思います」とコメント。そして、「どのお仕事もそうだと思いますが、一つ一つの通報に手が抜けないですし、とても集中力が必要になります。心身を削りながら向き合う仕事ですが、そこがやりがいでもあって。この職業の方がいらっしゃらないと命が助からないな、ということを演じてみて改めて感じました」と思いを寄せた。 　続けて、現場で監督や共演者と演技について話していることについて聞かれると、「僕はどの作品もそうなのですが、あまり話し合ったりはしないんです」と語る。「もちろん監督に“このシーンこうしてもいいですか？”と相談することはありますが、本当に少しだけです。あとは、割と自由にやらせていただいています。家で一人でセリフを覚えて現場に入るのですが、いざ現場に入ると相手の動きが見えて、その瞬間に“やっぱりお芝居は楽しいな”と感じています」と役への向き合い方についての見解を述べた。 　撮影してみて印象に残っているシーンは、「最初に司令センターが映るところは迫力があって本当にすごいです」と見どころを説明。さらに、「いろんな通報がたくさん掛かってきて、みんながそれぞれ対応していて。その迫力と、指令管制員が必要とされている感じが一番伝わるシーンなのではないかと思います。撮影自体も細かくカット割りをして、丁寧に撮影をしたシーンなので、印象に残っています。あとは、兼下がもうひと癖あるようなシーンも今後あるので、そこも見どころかなと思います」と自身の役と絡めて説明を加えた。 　最後に、瀬戸は「この作品はいろいろな要素が詰まっていますが、ドラマを見た後に、相手のことを大切にしようとか、話すときに相手のことを想像して考えられるようになる作品だなと思います。仲間や家族の絆も描かれているとてもすてきなドラマになっていますので、ぜひご覧いただけたらうれしいです」と視聴者へメッセージを寄せた。