米共和党のマコネル上院院内総務、議事堂内で転倒 手首を捻挫し顔にも切り傷
(CNN) 米共和党上院院内総務のミッチ・マコネル議員(ケンタッキー州)が10日に転倒し、手首を捻挫した他、「顔に軽い切り傷」を負った。同氏の事務所が声明で明らかにした。 82歳のマコネル氏を巡っては、健康面の不安がかねてメディアで大きく取り沙汰されている。 同氏の広報担当者は声明で「マコネル院内総務は昼食後に転倒した。顔に軽い切り傷を負い、手首を捻挫したが、その後は予定を再開できる状態になった」と述べた。 複数の上院議員がCNNの取材に明らかにしたところによれば、マコネル氏が転倒したのは連邦議会議事堂内。共和党の非公式の昼食を終えて、自身のオフィスへ戻る途中だったという。 同氏の後任となるジョン・スーン議員(サウスダコタ州)は党の記者会見でマコネル氏について「問題はなく、本人のオフィスにいる。マコネル上院議員について他に質問があればスタッフに確認しておく」と述べた。マコネル氏は会見の場にいなかった。 転倒時のことを知る情報筋は、マコネル氏は幼少時に患ったポリオの影響で常に膝(ひざ)が弱いと説明した。 転倒したマコネル氏がオフィスへ入ると、間もなく医療チームが続いた。議事堂の外には救急車も止まっていたが、医師らは短時間で議事堂を後にした。 昨年、マコネル氏はワシントン市内のホテルで転倒し、脳震盪(しんとう)の治療を受けた。CNNはその後、同氏が同年に何度も転倒していたと報じた。