約90台ものエントリー希望が殺到。大盛況のデイトナ24時間、2025年は出走上限引き上げの可能性も
IMSAのジョン・ドゥーナン会長は、2025年1月に開催されるウェーザテック・スポーツカー選手権の開幕戦デイトナ24時間レースに、90台近くのエントリーリクエストが寄せられたことを明らかにし、61台という同イベントでのこれまでの上限を超えるエントリーを認める可能性があることを示唆した。 【写真】2024年のIMSA・GTDプロのタイトルを獲得したAOレーシングの“恐竜ポルシェ” IMSAは先週、来季のフルシーズン48台、ミシュラン・エンデュランス・カップへの56台のエントリーを発表。なお、フルシーズンエントリーの追加1台については、今後発表される予定だ。 ドゥーナン会長は、デイトナ24時間レースには「サプライズがいくつか」あると記者団に語った。 「実際にエントリーした車両と、その車両のためのスペース、そして2台目の車両を追加したいと考えているチームや、参加を希望する新しい陣営を考慮すると、デイトナ24時間レースに参加を希望する車両は80台半ばから90台近くになる」と同会長は語った。 ドゥーナンは、この伝統の耐久レースへのエントリー申し込みが87件か88件あったことを認めた。エントリーリストの完全版は、IMSA選考委員会の決定後、12月に発表される予定だ。 「これは、このスポーツが今どこにいるかを示す素晴らしい声明だ」と彼は語った。 「もちろん、ピットストールの数には限りがあり、パドックやガレージのスペースにも限りがある。これは、この瞬間にこのスポーツがどうあるべきかということだ。本当に、本当に素晴らしいことだ」 ドゥーナンはまた、パドックの拡張と、ビクトリー・レーンをトラックのサポートパドック側に再配置することで、来年は最終戦プチ・ル・マンの舞台であるミシュラン・レースウェイ・ロード・アトランタにおいて、最大57台を走らせることができると明らかにした。 「我々は準備をした」と彼は言った。 「ここのパドックに多額の投資をした。サポートトレーラーがある場所の先の丘を切り開き、さらに14台のトランスポーターを受け入れるスペースを舗装した」 「57台のフィールドを受け入れることができる。ピットレーンも機能する」 「我々はレーストラックだけでなく、ピットレーンでも、量だけでなく品質に非常に敏感だと思う」 「我々は賢くやろうとしている。できるだけ多くの人が参加できるようにしたいが、良いことが多すぎるときには注意が必要だ」 以前に61台のマシンを走らせたことを受け、デイトナでの参戦キャパシティについてSportscar365に尋ねられたドゥーナンは、「様子を見る」と答えた。 「我々は、(デイトナ・インターナショナル・スピードウェイと)何ができるかについて話し合っているところだ」 [オートスポーツweb 2024年10月17日]