私用車のガソリン代不正請求など 奈良県商工会連合の職員3人を懲戒免職 被害額は計129万円
奈良県商工会連合は、私用車へのガソリン代を不正に請求し着服していたなどとして、30代から50代の職員3人を21日付けで懲戒免職処分にしました。 三宅町商工会に勤務していた男性職員(30代)は、2022年度から2023年度にかけて自身の車に給油したガソリン代7万円あまりを、公用車のガソリン代と偽って請求したほか、使い道の分からない支出が約81万円あったということです。 三宅町商工会で支出するガソリン代が通常の3倍にのぼっていたことから、不審に思った別の職員が気付いて発覚しました。 職員は商工会の聞き取りに7万円の着服については認め、「通勤でガソリン代がかかっていた」と話しているということです。 ほかにも三宅町で男性職員(50代)による27万円あまりの不正流用や、奈良東商工会月ヶ瀬支所で男性職員(40代)が私用車へのガソリン給油を14万円近く繰り返していたことが分かり、被害額は計約129万円にのぼります。 着服した金額は全額返金されていることなどから、刑事告訴はしないということです。 奈良県商工会連合会は「商工会に対する信頼を大きく失墜したことを申し訳なく思う次第です。徹底した再発防止と改善措置に全力で取り組んで参ります」と謝罪しています。
ABCテレビ