『ブルースの魂』B.B.キングの貴重なパフォーマンスを捉えた本編映像公開 本作に出演する伝説ミュージシャンの楽曲リストも
2025年に迎えるB.B.キング生誕100周年を記念して、映画『ブルースの魂』(1973年作品の2022年2K修復版)が12月28日より東京・新宿 K’s cinema、UPLINK 吉祥寺ほかにて全国順次公開する。 1970年代初頭、デルタ・ブルースへの関心が再燃していた。本作の監督である音楽ドキュメンタリー作家のロバート・マンスーリスは、本物のアメリカン・ブルースの名残をフィルムに収めようとミシシッピ・デルタを旅し、B.B.キングをはじめとする伝説的なミュージシャンたちの率直なインタビューや親密な演奏を撮影。彼の目的は、音楽を記録するだけでなく、ブルースをこれほどまでに表現豊かで心揺さぶる音楽形式にしている、文化的・政治的要因を探ることだった。並行して、ハーレムに住む若いカップル(ローランド・サンチェスとオニケ・リー)の波乱含みの関係をドラマチックに描き(カップルは貧困や偏見との闘いをナビゲートしている)、ドキュメンタリーとフィクションの境界線をあえて曖昧にして、見るものをブルースの核心へと誘うことに成功した。 本作では、ブルース・ミュージシャンたちによるパフォーマンスと共に、ハーレムでの愛と苦悩がアマチュア俳優たち自身の人生経験と演技であぶり出されている。ブルースマンたちの証言と若いカップルの物語のリアリティとの融合によって、ブルースの歴史における真実が少しずつ浮かび上がり、世代を超えた核心の力、人生の苦しみに痛む魂の回復力が共有される。 この度、解禁された本編映像はモダン・ブルースの巨人B..B.キングが演奏する「Walking Dr. Bill」のワンシーン。熱狂する観客を前にB.B.キングの魂が迸るパフォーマンス映像は、非常に貴重なものだ。また、シカゴ・ブルースの第一人者であるバディ・ガイや、ミシシッピ・デルタ・ブルースを代表するブッカ・ホワイトをはじめとする伝説的ブルース・ミュージシャンの楽曲のラインナップも紹介する。 「Old Gal On My Door」ロバート・ピート・ウィリアムズ 「All Night Long」マンス・リプスカム 「John Henry」「My Baby Done Changed the Lock on That Door」ソニー・テリー&ブラウニー・マギー 「Glory Glory (When I Lay My Burden Down)」ファリー・ルイス 「Runnin’ the Boogie」ルーズヴェルト・サイクス 「Ships on the Ocean」ジュニア・ウェルズ&バディ・ガイ 「Tell Me What’s Inside of You」バディ・ガイ 「Down Now」「Just a Little Bit of Love」「Walking Dr. Bill」B.B.キング 「Jelly Roll Workin’ Man」ブッカ・ホワイト 「It’s a Low Down Dirty Shame」「What Make Grandpa Love My Grandma So」ジミー・ストリーター(ジェイムズ・フォン・ストリーター) ※順不同 ◎公開情報 『ブルースの魂』 2024年12月28日(土)より、全国順次ロードショー 監督:ロバート・マンスーリス 出演ミュージシャン:B.B.キング、バディ・ガイ、ジュニア・ウェルズ、ルーズヴェルト・サイクス、ロバート・ピート・ウィリアムズ、マンス・リプスカム、ブッカ・ホワイト、ソニー・テリー、ブラウニー・マギー、ファリー・ルイス、ジミー・ストリーター 出演俳優:ローランド・サンチェス、オニケ・リー、アメリア・コルテス、ウィリアム・L・エヴァンス 配給:オンリー・ハーツ (C)1973-2022 NEYRAC FILMS