マルティネス、井岡一翔との再戦へ来日「家族の将来のために戦う。母に家を買ってあげたいし、娘たちにも家を与えたい」ボクシング
大みそかのWBAスーパーフライ級タイトル戦(東京・大田区総合体育館)で元世界4階級制覇王者・井岡一翔(35)=志成=と再戦するWBAスーパーフライ級王者フェルナンド・マルティネス(33)=アルゼンチン=が20日、羽田空港着の航空機で来日した。キャンプを張った米マイアミからロサンゼルスを経由しての長旅だったが「短く感じた。とても快適だった」と笑顔だった。 両者は7月に井岡がWBA王者、マルティネスはIBF王者として統一戦を行い、マルティネスが判定3―0で勝利している。今回はIBF王座を返上し、WBA王者としての再戦。再戦は過去に2度経験していずれも連勝しており「まったく問題ない。私は何も恐れない。リベンジをしたいと言われれば受ける。前回と同じような試合になると思う」と、4~12ポイント差で明確に判定勝ちした前戦の再現になると予告した。 IBF王座を返上した経緯については「井岡との再戦交渉中に急に指名試合を指令してきた」と説明。「ただ、ボクシングでは起こり得ること。また取り返せばいい」と意気盛んだった。 7月の井岡戦勝利の後には米プロモート王手PBCと契約した。マルティネスは「条件がよかったから契約した。今回の試合もいい金額を提示してもらい、とても満足している。家族の将来のために戦う。母に家を買ってあげたいし、娘たちにも家を与えたい。この試合にとても集中している」と、ハングリーさをのぞかせた。
中日スポーツ