総裁選で存在感を示した高市早苗氏…本誌に明かしていた「奔放だった過去の恋愛」と「強すぎる阪神愛」
初の女性総裁誕生……とはならなかった。 9月27日に投開票が行われた自民党総裁選。高市早苗経済安保担当大臣(63)との決戦投票を制して、自民党総裁に選ばれたのは石破茂元幹事長(67)だった。 【秘蔵画像】パンクすぎる…! ドラムを叩く高市早苗氏「青春時代の貴重写真」 1回目の投票では高市氏が181票を獲得。154票だった石破氏を上回ったものの、決選投票で逆転。高市氏が194票にとどまった一方、石破氏は215票を獲得。史上初の自民党女性総裁誕生を逃した。 「高市さんは党内随一の保守派で、安倍晋三元首相との親交も深かった。経済成長を促すために財政出動の重要性を訴え、大胆な危機管理投資や成長投資を通じて、『日本列島を強く豊かに』することを掲げて、支持を集めました。決選投票では敗れたものの、今回の総裁選でひときわ大きな存在感を示した。イメージの刷新を目指す自民党としても、女性目線に立てる存在として期待する声は大きいです」(全国紙政治部記者) FRIDAYは前回の総裁選の直前の’21年10月1日号で高市氏をインタビューしている。その際、自身の学生時代の思い出や熱すぎる「阪神タイガース愛」について語っていた高市氏。石破新総裁の元で生まれ変わろうとする自民党のキーマンの素顔を、改めて再掲する。(文中、一部表現を修正しています) ◆音楽と恋に燃えた青春 1990年11月から1991年3月まで放送された朝の情報番組『朝だ! どうなる?』(フジテレビ系)でキャスターを務めるなど異色の経歴でも知られる高市氏。当時の総裁選出馬への意気込みを、 「親に反抗した経験があるから、親とぶつかって家に居たくない子の気持ちがわかる。そういった国民のリアルな感情に寄り添えることが私の強みです」 と明かしていた。実際、高市氏は子供の頃、両親に厳しく育てられたという。その反動からか、学生時代は奔放な生活を送ってきたと語る。 ◆明かしていた「赤裸々すぎる恋愛事情」 「高校時代は遅刻しがちで通学にはバイクを使っていました。スカートの下にジャージを穿(は)いて跨(またが)り、学校の裏手に停めて、金網をよじ登って登校するのが毎朝のスタイルでした。校則違反なのでダメなことはわかっています。 大学では音楽漬けの日々を送りました。ヘヴィメタルが好きでバンドのドラマーを4つ掛け持ち。『アイアン・メイデン』『ブラック・サバス』が特に好きでした。2~3年のときには、プロのバックバンドもしていたんですよ。『浪速(なにわ)のジャニス』こと小林万里子さんの後ろでドラムを叩いて。とっても楽しかった」 自著『30歳のバースディ その朝、おんなの何かが変わる』(1992年・大和出版)では「地中海で、海の見えるホテルの部屋で、飲みィのやりィのやりまくった」「快楽の境地におぼれられる相手じゃないと、話にならない」など、過去の恋人たちとの赤裸々な恋愛事情を明かしている。 「20代の頃はウエストも15㎝以上も細くて。だからあの本はモテ自慢(笑)。20代で独身の頃の恋愛なので自由でしたね。31歳で政治活動を始めてからはいっぱいいっぱいで、男性への興味をだんだん失っていっちゃいました」 楽しみは野球観戦。なかでも阪神タイガースのファンだと言う。 「毎朝、顔を洗う時は『サトテル(佐藤輝明)』のタオルを使っています。洗顔後は『優勝しますように』と願掛け。総裁選に出なければ毎試合テレビ観戦できたのに……。それだけが後悔です」 奔放すぎる過去の恋愛観から強すぎるタイガース愛まで、赤裸々に明かしていた高市氏。石破総裁のもと、かつて語っていたように「国民のリアルな感情に寄り添った」政治を実現することはできるのか。その手腕に、注目が集まっている。
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