自民党総裁選挙 衆院静岡1区選出 上川陽子氏 女性初の総理大臣へ強い意欲
自民党総裁選は候補者が乱立する中、衆院静岡1区選出の上川陽子外務大臣を推す声が大きくなっています。上川氏は「総裁選出馬に必要な推薦人20人をはるかに超える支持が集まっている」と話しています。 女性初の総理大臣へ強い意欲を見せている、上川陽子(かみかわ・ようこ)外務大臣。この週末に実施したANNの世論調査では、「次の自民党総裁」として6%の支持を集めて、上位にランクインしました。 ●外務大臣 上川陽子氏(71): 「国民の皆さんからいろいろメールや電話も直接いただいておりまして、次の総理として頑張ってほしいという非常に熱いエールをいただいております。こういう広がりのある声をできるだけいただけるように努力していきたいと思っております」 25日、永田町(ながたちょう)の議員会館では上川氏を支持する国会議員が推薦人を集めるために電話をかけていました。 ●上川氏を支持 松島みどり衆院議員: 「女性の先駆者としてやっぱり上川陽子っていう柱を立てたいじゃん。でしょっ。その思いだって、それに上川陽子だって、別にもう今回限りの話なんだから。今度の総裁選にやっぱり女性が、きちっとした女性が立つことって絶対大事じゃない」 上川氏と松島氏は2000年初当選の同期です。2014年に法務大臣を辞任した松島(まつしま)氏の後任が 上川氏という関係でもあります。 こうした中、きのう上川氏は「推薦人の確保にめどがついた」と話しました。 ●外務大臣 上川陽子氏(71): 「20人というものをはるかに超える支持というか、いただいているところでありまして、今推薦人をどなたにということの最後の詰めをしている状況でございます」 自民党の国会議員は、衆参合わせて367人。総裁選に立候補するためにはその中から20人の推薦人を確保する必要があります。 ●外務大臣 上川陽子氏(71): Q.推薦人を20人確保できたということなのか 「いやいや、私の志というか決断に対して今お一人お一人に、私としては全力でとにかくまい進していきたいと、こういう思いで必死になって動いている状況です」 水面下では、各陣営による推薦人集めの動きが慌ただしくなっています。斎藤健(さいとう・けん)経済産業大臣と、茂木敏充(もてぎ・としみつ)幹事長は推薦人20人をすでに確保したとしています。 党内で現時点の総裁選“大本命”とも言われているのが小泉進次郎(こいずみ・しんじろう)元環境大臣。陣営幹部によりますと、「支持する議員は今の時点で50人を超えている」といいます。 石破茂(いしば・しげる)元幹事長は20人の推薦人を確保し、24日地元・鳥取県で出馬を表明しました。 そして、26日の午後、河野太郎(こうの・たろう)デジタル大臣が立候補の会見を開きました。 9月12日告示、27日投開票の自民党総裁選。この他にも複数人が出馬の意欲を示す中、女性初の総理として期待する声も上がる上川氏の動向は党内でも注目されています。