見た目だけのカスタムじゃない! テックアートの最新版ポルシェ カイエンはハンドリングも向上
チューニングメーカーの“TechArt Automobildesign(テックアート)”は1987年に設立されたチューニングブランドで、ポルシェを中心に多数のカスタムを行なっているが、自動車メーカーとしても認定されている。そのテックアートがこのほどポルシェ カイエン最新バージョン用のボディキットを発表した。 ポルシェ カイエンの第3世代となる現行型は2018年に登場、2023年には初の大幅改良が行なわれたが、テックアートのボディキットはこの最新バージョン用となっている。 シンプルに“Aero Kit(エアロキット)”と名付けられたこのキットは、攻撃性とスタイルの適切なバランスを実現している。 フロントエンドでは、コンパクトなリップスポイラーを装着、エッジにはウィングレットを追加、グリルからフロントガラスまで、既存のボディラインを強調する新しいカーボンファイバーフードが装備された。 側面を見るとリヤフェンダー前部にもウィングレットを配置、リヤエンドではカーボンファイバーのディフューザーやスポイラーを装備、追加のウィングレット、リップスポイラーも見てとれる。 テックアートによると、アップグレードは見た目の魅力だけにとどまらず、キットにより空力のバランスが向上し、ハンドリングも改善されているという。また、ホイールのアップグレードと、低音を響かせる排気システム、さらに最大66psの馬力を追加するパフォーマンスキットも提供可能だ。 ベースのカイエンを所持する顧客なら、もう少しパワーが欲しいと思うかもしれないが、標準装備でも最高出力348psを発揮する3.0L V6ターボエンジンを搭載、ターボE-ハイブリッドになれば最大729psを発揮するのだから十分だろう。 エアロキットの価格と発売時期は後日発表予定となっている。
APOLLO