米フランクリン・テンプルトンの日本拠点社長に高村氏-4月1日付
(ブルームバーグ): 米資産運用会社フランクリン・テンプルトンは11日、日本拠点の社長にステート・ストリート系資産運用会社の日本拠点で社長を務めた高村孝氏を起用すると発表した。3月開催の臨時株主総会などでの手続きを経て4月1日付で入社・就任する予定。
発表資料によると、高村氏は1989年に慶応大学商学部を卒業し、三井信託銀行(現三井住友信託銀行)に入社。その後はキャピタル・インターナショナル、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズなど、外資系資産運用会社の日本拠点でビジネス経験を積んだ。
高村氏は日本拠点トップとして、リテールと機関投資家双方の顧客に向けた運用事業の強化・拡大を目指す。現社長の桑畑卓氏は、副社長兼営業本部長として引き続きリテール資産運用事業などに従事する。
発表文の中で、フランクリン・テンプルトンのアジア太平洋地域(APAC)代表、タリク・アーマッド氏は同社の「APACの成長戦略で日本は非常に重要な役割を担っている」とし、高村氏の採用は日本へのコミットメントを強化するものだとコメントしている。
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Takako Taniguchi