【ロッテ】痛恨ドローも3タテ許さず 延長で2度得点圏も勝ち越せず 9回2死 オスナからソトが起死回生の逆転3ランも、益田セーブ失敗
■プロ野球 ソフトバンク 6-6 ロッテ 延長12回(23日 みずほPayPay) ロッテはソフトバンクに延長戦の末今季6度目の引き分け。2位・日本ハムが敗れたため、ゲーム差を1に縮めた。 試合は相手先発・モイネロに対し2死から3連打で先制も、直後に今宮の適時打で1-1の同点。さらに4回には近藤に10号2ランを浴び勝ち越しを許すも、6回に相手の守備のミスから3-3の同点に追いつく。しかし7回に9番・佐藤直にセンターオーバーの勝ち越し2点適時二塁打を浴び3-5。 9回は相手守護神・オスナから2つの四死球で2死一、二塁とし、4番・ソトがライトポール際へ起死回生の逆転7号3ランを放ち試合をひっくり返す。しかし9回裏は3番手で守護神・益田が先頭の近藤に二塁打を許すと、犠打で三塁へ進塁を許し、代打・中村晃の内野ゴロ間に同点。そのまま延長戦に突入するも、両チーム得点奪えず、痛恨ドローとなった。 スタメンは1番レフト・岡、2番セカンド・藤岡、3番DH・荻野、4番ファースト・ソト、5番キャッチャー・佐藤、6番ライト・愛斗、7番センター・髙部、8番サード・中村奨、9番ショート・友杉のオーダーを組んだ。 先発のメルセデスは中6日で今季12試合目の登板、2勝2敗、防御率1.43。今季ソフトバンク戦は3度目で1勝0敗、防御率0.64と好相性。 初回はソフトバンク先発・モイネロに対し、2死走者なしから荻野がショートへの内野安打、ソトが中前安打を放ち一、三塁とし、佐藤が中前適時打を放ち3連打で先制。 しかしメルセデスは初回に、先頭の周東にレフト線への二塁打を浴びると、続く今宮に初球をライトへの二塁打とされわずか3球で1-1の同点。さらに1死から山川に四球を与え、一、三塁で近藤を迎えるも、ここは二ゴロ併殺打に抑えられる。 3回には2死から3番・ソトがレフトへの二塁打を放ち得点圏に走者を置くも、佐藤が見逃し三振に倒れる。 メルセデスは2回、3回と三者凡退に抑えるも、4回に山川に中前安打、続く近藤に左中間への10号2ランを浴び1-3と勝ち越しを許す。 打線は5回に先頭の友杉が四球、岡が死球で無死一、二塁。藤岡は送りバントを決め二、三塁で荻野は三ゴロ。さらにソトは二遊間へ鋭い打球を放つも、セカンド・廣瀨の好守に阻まれ無得点。 さらに6回には先頭の佐藤が左前安打、愛斗は空振り三振も、髙部がショートへの内野安打で1死一、二塁。ここで中村奨がショートボテボテの打球を放つとショート今宮が二塁へ送球もセーフとなり、セカンド・廣瀨の一塁への送球は大きく逸れボールがグラウンド外に出て2人が還り3-3の同点。 メルセデスは5回は先頭四球もダブルプレーを奪い3人で攻撃終了。6回は内野ゴロ3つで三者凡退に抑える。しかし7回に先頭の近藤に四球を与え、1死から甲斐に左前安打を許し、一、二塁。廣瀨は中飛で2死も、9番・佐藤直にセンターフェンス直撃の2点適時二塁打を浴び3-5と勝ち越しを許す。メルセデスは7回96球6安打3奪三振3四球、今季ワーストの5失点(自責5)で降板となった。 打線は7回は2番手・津森の前に3番・荻野からも三者凡退。8回は3番手・松本裕に対し愛斗、髙部が連続見逃し三振。中村奨も中飛で三者凡退。 8回からはメルセデスに代わり、2番手・横山が登板し三者凡退に抑える。 9回は相手守護神・オスナから2死一、二塁からソトが逆転の7号3ランを放ち6-5。9回裏は守護神・益田が先頭の近藤に二塁打を浴びると、犠打で1死三塁。続く代打・中村晃の一ゴロ間に同点を許すし延長戦に突入。 延長10回は5番手・ヘルナンデスに三者凡退、その裏は鈴木が三者凡退に抑える。 11回は6番手・藤井に対し1死から岡がフェンス直撃の二塁打を放つも、小川が中飛、ポランコが空振り三振に倒れる。さらに12回は長谷川に対し、2死から愛斗が右前安打、代走・和田が盗塁を決め2死二塁も、髙部が二ゴロに倒れる。 11回は西村が無失点。12回は澤村が先頭打者に内野安打で出塁を許すも、けん制アウトなどもあり3人で抑えゲームセット。