＜『もしも海賊に襲われたら究極のサバイバルシリーズ』より＞

「もしもオオカミの群れに遭遇したら」「もしも栓抜きが見つからなかったら」…。このような「もしも」の事態が起きたとき、どのように解決しますか?確率は低いですが「まさか」が起こるこの時代、いつか命にかかわる危機に遭ってしまうかもしれません。そこで今回は、米国の作家ジョシュア・ペイビンさんとデビッド・ボーゲニクトさんが＜ありえない状況＞を切り抜ける方法を大真面目に解説した著書『もしも海賊に襲われたら　究極のサバイバルシリーズ』から、「車で階段を下る」ときの対処法をご紹介します。 【イラスト】後輪が階段の最下段を踏んだ!次の手順は? * * * * * * * ◆車で階段を下ることになったら… 1. 狙いを定める。 目視できる階段のギリギリのところ、そのど真ん中に狙いを定めてください。そこから目を逸らさず、まっすぐ車を走らせてください。 2. アクセル全開。 階段の5メートルほど手前まで来たら、アクセルを全力で踏みこんでください。最初の段差を加速した状態で踏み出すためです。 3. 口を閉じる。 舌は口の奥に引っこめておきましょう。車が弾む衝撃で上下の歯がぶつかり合わないように、しっかり食いしばっていてください。 4. ハンドルをしっかり握る。 ハンドルをしっかり握り、車がグラグラと揺れて進行方向がぶれないように調整してください。

『もしも海賊に襲われたら究極のサバイバルシリーズ』（著：ジョシュア・ペイビン、デビッド・ボーゲニクト／文響社）

◆再びアクセル全開へ! 5. アクセルペダルから足を下ろす。 車のバンパーが階段の最下段を越えたら、アクセルペダルから足を下ろしてください。あとは重力が車を下ろしてくれるので、加速する必要はありません。 アクセルペダルに足を乗せたままにしておくと、車が弾む衝撃で踏みこんでしまう恐れがあるので、必ず足は下ろしておくこと。 6. 再びアクセル全開。 後輪が階段の最下段を踏んだと感じたら、再びアクセルを全開にしてください。階段を降りきるための、最後の加速です。 7. ぶれないように注意する。 ハンドルをしっかり握って車両をコントロールしてください。