大関琴桜関の初優勝を祝福 「琴桜記念館」に横断幕張り出し 倉吉
倉吉市出身の第53代横綱琴桜の孫で、しこ名を受け継いだ大関琴桜関(27)=本名鎌谷将且、千葉県出身、佐渡ケ嶽部屋=が幕内初優勝を果たした大相撲九州場所の千秋楽から一夜明けた25日、先代を顕彰する同市魚町の「琴桜記念館」に祝福する横断幕が張り出された。同館には熱心な相撲ファンらが訪れ、祝賀ムードに包まれた。 午前9時ごろ、同館の職員が「祝 琴桜関 初優勝おめでとう‼」と書かれた横断幕を正面玄関横に掲示。琴桜関の等身大パネルもお目見えし、相撲ファンや立ち寄った観光客らが記念撮影した。 佐渡ケ嶽部屋のある千葉県松戸市出身の主婦、尾崎美栄子さん(61)は「優勝したら絶対に駆けつけようと思っていた。初場所でも頑張り、春場所は横綱として臨んでほしい」と、祖父に並ぶ番付最上位まで上り詰めることを期待した。 同館は急きょ、優勝記念缶バッジを製作。先代の誕生日に当たる26日から30日まで、先着30人にプレゼントする。また、同市は26日から、同市葵町の赤瓦バス回転広場に祝賀横断幕を掲げる。
日本海新聞