「長い間待ち、感極まった」「自分を少しでも証明できた」/笹生優花が公式会見
◇女子メジャー第2戦◇全米女子オープン presented by アライ 最終日(2日)◇ランカスターCC(ペンシルベニア州)◇6583yd(パー70) 【画像】最終日は小祝さくらと同組でした 笹生優花が世界一のタイトルを3年ぶりに手に入れた。5位から「68」をマークして通算4アンダー。混戦になった後半に3つスコアを伸ばし、2位に3打差をつける逆転勝利で大会2勝目を飾った。公式会見では英語で喜びの声を弾ませた。一問一答は以下の通り。 ―最終日のプレーを振り返って 1番ホールで3日ぶりに良いティショットが打ててから、安定したプレーができた。6番でダブルボギーを打ってしまったけれど、そういうことはいつも起こると考えています。2021年もそうだった。ダブルボギーは幸運だと思う(笑)。ドライバーショットがすごく良くて、きょうはほとんどフェアウェイを外さなかった。パターも(春先に)替えてから良くなって、助けてくれた。とにかく我慢して、ゴルフを楽しもうと思っていました。 ―我慢することはいつ覚えた? 最初に全米オープンをプレーした時からですね。 ―焦っている時はどうする? 説明が難しいけれど、その瞬間にとどまって、全てのショットに集中して、自分のルーティンをしっかり守ろうと考えます。それで自分を落ち着かせて、忍耐強くプレーできると考えている。 ―キャディとのやりとりは? スタート前に彼は「きょう、どんなことが起ころうとも、私(笹生)のことを誇りに思う」と言ってくれたのを覚えている。そういった言葉が後押ししてくれた。 ―バックナインのプレーが周囲から突出して素晴らしかった リーダーボードを見ていなかったので、ほかの選手がどうだったか分からない。ボードを確認できるほど落ち着いてはいませんでした。とにかく自分のルーティンとゲームに集中しようと思った。 ―この優勝の意味は? 2021年に優勝してからずっと勝てなかった。長い間待ったから、特別な意味がある。まさか全米女子オープンで勝てるとは期待していなかった。いつもそうだし、前回だってそうだった。今回だって期待していなかった。だから(優勝シーンは)ちょっと感極まりました。優勝すると、家族やチーム、スポンサー、自分を支えてくれる人々のことを思い出させてくれる。