自民惨敗選挙のウラ事情 新人候補の応援に来た大物は“アイドル並み”人気→去った瞬間に聴衆解散
「アイドル並みの人気」の大物に人々が殺到
記者C:自民で大人気だったのが岸田前首相。新人候補の応援では、警備スタッフの制止もお構いなしで即席サイン会に応じていて、「再登板!」と歓声が上がっていた。ちなみに、岸田前首相が去った瞬間、聴衆のほとんどが解散。肝心の新人候補の演説は3割ほどしか人が残ってなかった。 記者A:岸田前首相のこぼれ話と言えば、もう1つ。ある新人候補の応援演説で、新人候補の人柄やこれまでの実績を紹介する際に、これがまた“かみかみ”で(笑)。うまく話し切れるかなあと、聞いてるこっちが少し心配になった。 記者B:まあ、全国津々浦々、いろいろな候補の応援弁士を務めたからね。 記者A:そうそう。少し間を置いて思い出そうとするようなしぐさが印象的だったな。ちなみに、自分の総理時代の実績については本当に雄弁だった。「新しい資本主義」「異次元の少子化対策」とか、立て板に水のごとく、自分の政策を強調していたよ。 記者B:やっぱり、自慢話は流ちょうになるよな。 記者A:自民では、麻生氏がアイドル並みの人気だった。横浜での最後の街頭演説では、フォーとかワーとか、「長生きしてね」とか歓声が沸いてたよ。握手して回った麻生氏に観衆が殺到して、厳重警備の警察官もどっと駆け付けて……。候補者そっちのけでもみくちゃ状態になっていた(笑)。陣営スタッフは目を丸くしてその光景をただただ眺めていて、どっちが主役なんだろうという気持ちだったと思う。結局、その候補者は落ちちゃったね。
ENCOUNT編集部/クロスメディアチーム