今季限りで引退示唆ナダル 38歳の誕生日迎える、今後はパリ五輪に照準<男子テニス>
元世界1位ナダルが38歳の誕生日迎える
男子テニスで元世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)は3日に誕生日を迎え38歳となった。 【動画】ナダル 歓声に包まれ会場を後にする(全仏OP1回戦) 現在、世界ランク275位のナダルはこれまで92個のタイトルを獲得しマッチ通算1075勝225敗。グランドスラムでは22度の優勝を飾っており、24勝で歴代1位のN・ジョコビッチ(セルビア)に次ぐ2位につけている。 今季は1月のブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)で復帰を果たすとマッチ7勝5敗を記録。 4月のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)では当時世界ランク11位のA・デ ミノー(オーストラリア)らを下し16強入りを果たしている。 そして現在行われている全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)に出場。マッチではこれまで112勝3敗と圧倒し、過去の敗戦は2009年のR・ソダーリン(スウェーデン)戦と、2015年と2021年のジョコビッチ戦のみとなっていた。 しかし、今大会は1回戦から第4シードのA・ズベレフ(ドイツ)と対戦する厳しいドローとなると3-6, 6-7 (5-7), 3-6のストレート負け。2年ぶり19度目の初戦突破とはならず、初の初戦敗退となった。 そのナダルはこの日38歳を迎えることに。今後についてはまだ明かしておらず、今季での引退も断言していない。全仏オープン後の会見ではウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)への参戦は「難しそう」と明かした一方、パリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)出場には意欲を示している。
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