残された猫たちを命がけで救出 レバノンの動物保護団体
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【10月4日 AFP】レバノン・ベイルート南郊のダヒエ(Dahiyeh)では、イスラエル軍による空爆が行われる中、動物保護団体のメンバーが残された猫たちの救出活動をボランティアで行っている。 動物保護団体「アニマルズ・レバノン(Animals Lebanon)」は、これまでにベイルート郊外で120匹、南部地域で60匹を救出した。 団体のマギー・シャラーウィー(Maggie Shaarawi)副理事長は「戦争は動物にとっても人間にとってもトラウマになる。動物も私たちが感じる不安を同じように感じている。(中略)救出された猫たちはトラウマを抱えてここにやって来る。食べることも拒否し、おびえ、離れ離れになった飼い主を恋しく思っている」と話した。 イスラエル軍の空爆により人々が避難する中、団体のメンバーはがれきの中を進み、残された猫たちの救出に奔走している。 シャラーウィー副理事長は「野良猫も多く、心が折れそうになる。道のあちこちに餌を置かなければならないし、まるで命がけの活動だ。私たちの目標は、(がれきの)中へと入り、救出し、そして戻ってくるだけだ」と話した。 映像は3日撮影・一部提供。(c)AFPBB News