姫乃たまの「おそとでいきるもん!」真鶴半島の自然にふれる「森林浴ハイキング&海辺散策」
汗だくの中で見つけた一軒のオアシス
お林遊歩道を抜ける頃には、汗をかきすぎて完全に溶けていました。もはやふたりとも無言です。 ようやくコンクリートの道に出ると、なんと喫茶店の看板があるじゃありませんか! オアシス!!!! 営業していたのは「カフェ真鶴見晴し台」です。あああ、冷たい飲み物がある……。 カフェ真鶴見晴し台は真鶴の海を一望できるのが特徴のカフェで、絶景が堪能できるテラス席もありますが、今日は誰も座っていません。 お店のお姉さんに聞くと、あまりに暑くて熱中症になる人がいるから、最近は使用中止にしているとのこと。やっぱりめちゃくちゃ暑いんじゃん!! よく遊歩道歩いたよ、私たち! お姉さんは真鶴愛に溢れていて、帰り際にも真鶴の魅力をいろいろと教えてくれました。中でも一押ししていたのが、真鶴の岩牡蠣「鶴宝」です。4月下旬から7月頃が旬とのことで、その頃にまた遊びに来てねと声をかけてくれました。こういう出会いがあると旅が一気に楽しくなります。
森林浴の後は夕暮れの海辺を歩く
すっかり元気を取り戻して、5分ほど階段を下り、三ッ石海岸に出ました。 ようやく日が傾いてきて、少しだけ涼しくなってきました。海辺は潮の香りがして、海風がほんの少し冷たいです。今年の夏はほんとに暑くて、日が暮れるたびに毎日、今日も生き延びたなあと感じます。 少し遠くの海の中に、名勝三ツ石が見えます。右端と左端の大岩がしめ縄で結ばれていて、荘厳な雰囲気です。 干潮時には地続きになって渡れるそうですが、いまはとても渡れそうにありません。 三ッ石海岸には海の生きものがたくさんいて、シュノーケリングも楽しめるそうです。真鶴の海は先ほど歩いてきた豊かな森があるために、魚のエサになるプランクトンが豊富なんだそう。 今日は海辺を歩いて、生きものを探します。 海辺にはフナムシと、やたら小さなカニがいました。みんな恥ずかしそうに石の影に隠れています。 何やら口から泡を吹いていて可愛いカニがいます。泡吹いてても可愛いなんて才能だな(後から調べたら呼吸が苦しいサインらしくて心配になった)。 本格的に日が暮れてきて、海全体が夕陽の色に染まってとてもきれいです。山も空も海も三ツ石も全てが光ってて神々しい。 暑い一日だったけど、真鶴の木々と海の魅力を堪能できた時間になりました。
姫乃たま