「地域中が笑顔になるといい街が出来上がる」 秋の叙勲 三重では50人が受章
「瑞宝単光章」を受章した高井俊夫さん(三重テレビ放送)
秋の叙勲受章者が発表され、三重県からは地方自治や教育、社会福祉などの分野で功績があった50人が受章しました。 三重県内に在住する人では、社会の様々な分野で顕著な功績があった人に贈られる「旭日章」は15人が、公務などに長年従事してきた人に贈られる「瑞宝章」は35人が受章しました。 「瑞宝単光章」を受章した高井俊夫さんは1989年から34年間、民生委員や児童委員として活動。現在もなお、四日市市の地域福祉の発展に貢献している功績が認められました。「まさか、という思い。役所の人から『おめでとうございます』と言われた時は言葉が出なかった」と話します。 堅実で思いやりにあふれた民生委員活動で、地域の人たちからも高い信頼を得ている高井さん。新たな民生委員、児童委員の成り手の発掘にも力を入れています。 「民生委員の欠員を少なくして地域の人たちが困らないような制度をつくっていきたい。笑顔というのは幸せだから笑顔が出るのではなく、笑顔があれば幸せが来るのだと思う。一人でも多くの人が笑顔になれば、笑顔が笑顔を生んで伝わっていく。地域中が笑顔になると、いい街が出来上がっていくのかな」と笑顔を見せました。