ツアー未勝利の脇元華が単独首位「自信を持って打てた」宮里藍らに並ぶ大会コースレコード
<日米女子ツアー共催:TOTOジャパンクラシック>◇第1日◇31日◇滋賀・瀬田GC北C(6616ヤード、パー72)◇賞金総額200万ドル(約3億円)、優勝賞金30万ドル(約4500万円) 【写真】笑顔を見せる脇元華 ツアー未勝利の脇元華(27=GMOインターネットグループ)が9バーディー、ボギーなしの63で回り、2位に2打差の単独首位で滑り出した。国内外の強豪が顔をそろえる大会で、初出場ながら堂々プレー。「最近ショットの調子が良かったので、自信を持って打てた。パターがよく入ってくれたからスコアにつながったかな」とうなずいた。 インスタートの10番パー4、約4メートルのバーディーバットを沈めると、怒濤(どとう)のバーディーラッシュ。最終9番パー4では残り約10ヤード手前からチップインバーディーを決めた。03年アニカ・ソレンスタムや04年宮里藍らに並ぶ大会コースレコードに「藍さんと一緒ですか? めっちゃうれしい」と声が弾んだ。 優勝者には米ツアー出場権が与えられる大会。「あと3日ある」と前置きしつつ「勝てたらチャレンジしたい」。以前から米ツアー挑戦は胸に秘めていたが「なかなか日本で勝てないので。勝てずに米国に行くとたたかれそうだから、あまり大きな声では言えない」と笑う。まだ実績はない。それでもこの大会で最高の結果を残せば、胸を張って海を渡れる。【奥岡幹浩】