前オーナーも「まさか」と仰天! 平成生まれが’88年製マツダ「ルーチェ」を選んだ理由
男にとって車は名刺代わり。だから、いい車に乗っている人に男は憧れる。じゃあ“いい車”のいいって何だ? 【写真17点】「平成生まれが’88年製マツダ・ルーチェを選んだ理由」の詳細を写真でチェック その実態を探るため「俺よりセンスいいよ、アイツ」という車好きを数珠つなぎに紹介してもらう企画「俺のクルマと、アイツのクルマ」。
■40人目■ 宮崎翔太さん(30歳) フリーランスPR。熊本県出身。アタッシュドプレスの「PR01.」のディレクターを経て、独立。夏休みの定番は音楽フェスへと足を運ぶこと。1980~90年代のカルチャーへの造詣も深い。
ネオクラシックな“ちょい旧車”が、今こそ新鮮
30代という人生の節目を目前にして、漠然と「そろそろ車が欲しい」と考えていた宮崎さん。 気になっていたのは、クラシックなスクエアフォルムのセダン車、あるいはクーペ。それも1980年代ごろに製造されていたもの。外国車で例を挙げるなら、フォードのマスタングやジャガーのXJ-Sといったヤングタイマーなモデルだ。
ヤングタイマーとは宮崎さんの年齢と同じ、製造から30年前後が経過した“ちょっと古い車”を再評価する際の呼称で、ここ数年こだわり派の20~30代から人気を集めている。 ヴィンテージのクラシックカーとまでは行かないが、若い世代にはとっては懐かしくも新しい、今の車にはない魅力を感じさせるようだ。同じく1980年代の日本で生まれた洋楽指向の良質なポピュラーミュージック=シティ・ポップが人気を博しているように。
外国車もいいが、こと“いなたさ”でいえば国産ヤングタイマーも相当なもの。信頼できるショップを通して探せばコンディションのいい車両が見つかることも多く、メンテナンスの面も外国車に比べれば安心感がある。 そうしたムーブメントがあるとはいえ、このマツダのセダンを巷で目にする機会はほとんどないだろう。
「なんせ僕自身、この車を運転していてまだ同じ車種とすれ違ったことがないんです。年齢を問わず車好きには受けがよく、『東京ではじめて見た』と声を掛けられたこともあります。もっとも、この手のリアクションはもっぱらメンズからなんですが(笑)」。