“50代シングル先輩”ジェーン・スーさんに馬場典子アナが聞く「人生後半戦の優先順位、どうすれば?」|STORY
仕事が立て込む中、「50歳の誕生日は、いつの間にかぬるっと迎えてしまった」というフリーアナウンサー・馬場典子さん。人生100年時代、まさにそのど真ん中に立ち、「さて、この先をどう生きるべき……?」と考える今、“シングル先輩”の、ジェーン・スーさんにお話を伺いました。 【写真あり】独身生活を謳歌!HAPPYオーラ満載の馬場典子アナ(49)
50歳は、人生の優先順位を仕分ける適齢期
馬場さん(以下敬称略) スーさんは、私より1歳上でほぼ同世代ですよね。人生100年時代、私たち、今まさに人生ど真ん中ですね。 スーさん(以下敬称略) とはいえ、これまでの50年とこれからの50年は、明らかに違いますよね。必然的に体力、集中力ともに落ちていくから。 馬場 以前、占いで55歳がピークって言われたんです。「残り50年もあるのに、随分早くピークが来ちゃう」なんて焦って。スーさんは、40歳のときにエッセイが大ヒットして、年齢を重ねるごとに大人の女性からの支持が高くなっていますよね。 スー ありがたいことに、ラジオパーソナリティやイベント、雑誌やテレビの出演と、この10年で色々なお仕事をいただいて。それで、自分の好奇心を満たすことはできたのですが、その一方で、ここ数年は、書くことにシフトしたいというジレンマが強くなってきました。 馬場 私は、まだアナウンサーの仕事をもて余している感じがあって。じゃあ、何がやりたいの?と言われると、未だに何だろう……とふわっとしている自分がいます。 スー 私はこの10年が人生後半戦の勝負だと思うんです。50代は「やる」「やらない」の仕分けの時期というか。最近、自分に納得できるようなものを作らなくては、と初めて意識するようになって、ちゃんと腰を据えて“書くこと”をしたい、と。 馬場 そういえば、学生の頃はコンサルティングの仕事がしたかったんです。テレビのお仕事は楽しいけれど、なんとなくお仕事がいただけている今のままでいいのかな?と思う気持ちもどこかにあります。 スー 自分との折り合いっていうのは、後回しにすればするほど、こんがらがっちゃったチェーンネックレスみたいなもんで、ほどくのが大変。でも、どっかでやんないと。その棚おろしは50歳が結構リミットかなと思います。