“50代シングル先輩”ジェーン・スーさんに馬場典子アナが聞く「人生後半戦の優先順位、どうすれば?」|STORY
人生後半戦の優先順位は「すべては愛」基準
馬場 スーさんがおっしゃる、50歳での「やる」「やらない」の仕分け基準は何ですか? スー 大袈裟じゃなく、“すべては愛”だと思います。この年齢になると、愛情を持って何かに接しない限り、結果いいものにはならないから。 馬場 確かに、仕事でも、モノでも、そうですよね。 スー どんなにお金をたくさんいただいても、愛情を持って接することができなければ、相手も自分も不幸。 馬場 スーさんは、お父様の面倒もよくみていらっしゃいますよね。それも、愛ですか? スー 無条件の愛なんてものはなかなかないですよ。恋愛にしても親子にしても、粗末にされたら傷つくし、見返りが欲しくなる。でも「愛情なんてくれてやれ」とも思うんです。 馬場 まだそこまで行けてないな。 スー でも、私はパートナーはいるんですけど、法律婚するつもりは、今のところないんです。この年齢まで、誰かと家族として同じ屋根の下に住むっていうことがリスクにしか思えなかったんですよね。 馬場 とはいえ、年金も全くあてにならないし、おひとり様としては我々の親みたいに子供が何かをしてくれるわけじゃないから金銭的な準備は自分しか頼れない。 スー 老後の資金、2000万円じゃ足りないでしょ? 馬場 全然足りないですよね。だから最近、株や新NISAの勉強もしてます。あとお墓のことも気になります。 スー 私は、しがらみがなく、海に散骨とか、樹木葬とかでもいいな。 馬場 趣味のホラ貝の先生が詳しそうなので、聞いておきますね!
ジェーン・スーさん / 馬場典子さん profile
<左>シングル先輩 ジェーン・スーさん(51歳) 1973年、東京生まれ。エッセイ執筆のほか、TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」などパーソナリティとしても活躍中。近著に『おつかれ、今日の私。』『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』など。 <右>馬場典子さん(50歳) 1974年4月27日、東京都生まれ。1997年に日本テレビに入社、アナウンサーとして数々の人気番組で活躍後、2014年フリーに。現在はテレビ・ラジオ・インターネット番組のほか、大阪芸術大学放送学科で教鞭もとる。 <スーさん>リネンブラウス¥10,989(ドゥクラッセ)パンツ¥29,700(LE PHIL/LE PHIL NEWoMan新宿店)パンプス¥130,900(セルジオ ロッシ/セルジオ ロッシ カスタマーサービス)ピアス/本人私物 <馬場さん>ニット¥16,500(CADUNE) スカート¥20,900(LE PHIL/LE PHIL NEWoMan新宿店)バングル¥16,500 リング¥13,640〈ともにエムシー・スタジオ〉 ピアス¥33,440〈ソコ〉(すべてZUTTOHOLIC)サンダル¥31,900(PIPPICHIC) 撮影/西崎博哉(MOUSTACHE)ヘア・メーク/佐藤エイコ(ilumini.)スタイリスト/乾 千恵 取材/柏崎恵理 ※情報は2024年9月号掲載時のものです。