「凱旋」松山は1オーバー 1カ月ぶりの実戦も「残念」 米男子ゴルフ初日
日本開催となる男子ゴルフの米ツアー大会、ZOZOチャンピオンシップ第1日は24日、千葉県習志野CC（7079ヤード、パー70）で行われ、木下稜介、清水大成、金谷拓実、今平周吾が66をマークし、首位と3打差の7位で発進。3年ぶり2度目の制覇を狙う松山英樹は71で53位と出遅れた。 「残念です」と唇をかむ松山がいた。パリ五輪銅メダリストとして凱旋（がいせん）し、今年初めて日本でプレー。多くのギャラリーを引き連れていたが、「それに応えられなかった」とうなだれた。 10番からのスタートで迎えた11番（パー4）で、ちょっとしたアクシデントに見舞われた。ティーショットを右に曲げた。そのボールが2打目地点のギャラリーゾーンにいた男性に当たった。トーナメントでは、たまにあるシーン。「大丈夫ですか？」と松山が気遣う。幸い大事には至らなかったが、直後のラフからの2打目では、左に引っ掛けるミスショット。珍しくクラブを地面にたたきつけた。グリーンを外し、アプローチも寄らず、ボギーが先行した。 それでも前半を何とかイーブンで終え、後半に入った3、4番で連続バーディー。「いいきっかけをつかんだかな」と思ったのもつかの間、5、8番ではボギー。「怒りがわいてこないくらい悪い」とため息である。 思えば9月下旬のプレジデンツ・カップ（カナダ）以来、1カ月ぶりの実戦だった。会見を終えるとすぐに練習場へ。ショット、アプローチなど入念に約1時間半。2日目以降へ、このままでは終われない…という松山の姿があった。（清水満）
