シトロエン　C4 改良新型　プロトタイプ　スパイショット

シトロエンの5ドアクーペクロスオーバー「C4」改良新型に関する情報を入手、最終デザインをCGで製作した。 【他の写真を見る】細部をブラッシュアップする改良型シトロエンC4のCG 初代C4は2004年に登場、翌2005年には日本市場にも導入されている。現行型となる第3世代は2020年にデビュー。BEVの「E-C4 ELECTRIC」が設定されたほか、2022年にはファストバックとSUVを融合した「C4 X」とそのBEV版「E-C4 X」が追加された（日本には未導入）。また2023年5月には、航続距離を延ばすために、E-C4にわずかに大きい高電圧バッテリーを搭載、航続距離が約17％延長され、WLTPサイクルによる航続距離は最大420km（261マイル）とされるなど、強化されている。今回の大幅改良では、これらすべてのC4ファミリーの一斉アップデートが予想される。 C4の開発車両は何度かスクープしてきたが、ディテールは不明だった。しかし、完全に新設計されたフロントエンドが搭載されることがわかった。改良新型では、「C3」新型にインスパイアされた、より角張ったスタイルになるという。ヘッドライトには、デュアルLEDストリップが走り、バンパーのすぐ下、及びエッジに沿ったシングルLEDストリップが配置される。また、C3と同様に、新しい楕円形のブランドエンブレムが与えられることになるだろう。 スタイリングの変更はもちろんリアセクションにも及ぶ。テールライトはスリムなLEDとブロックで構成され、スポイラー、バンパーもすべて新設計される。 第3世代のC4は、Groupe PSA (Peugeot Société Anonyme)の「モジュラーCMP」プラットフォーム上に構築されている。ボディサイズは、全長4,360mm、ホイールベース2,670mmと以前ロシア市場で販売されていたキア「XCeed」クロスハッチバックに非常に近い。 パワートレインだが、わずか数ヶ月前、C4とC4 X欧州モデルに新開発48Vハイブリッド搭載モデルを設定。1.2リットル直列3気筒ガソリンエンジンと、最高出力29ps（21kW）の電気モーターを組み合わせた、デュアルクラッチトランスミッションの「C4ハイブリッド136」を発表したばかりで、ラインナップが比較的新しいため、おそらくキャリーオーバーされるだろう。 C4ファミリー改良新型のワールドプレミアは、早ければ2024年10月のパリモーターショーとなりそうだ。