povoが楽天モバイル対抗プランで話題に! いま無制限プランを使うなら?
動画をそこまで見ないならおすすめなトーンモバイル トーンモバイルは、少々変則的な使い放題プランを月額1100円という格安料金で提供しています。このプランの特徴は、動画視聴時は使い放題にならないということ。動画視聴はチケット制となっており、チケット1枚で1GB分の動画を観ることができます。動画チケットは毎月1枚配布され、追加で購入したい場合は1枚(1GB)330円で購入することも可能です。 1GBはYouTube(360Pの動画)なら約3時間で上限に達するので、ひんぱんに動画を楽しむ人や高画質で視聴したい人には不向きですが、そうでない人にはおすすめできるプランと言えるでしょう。
「速度制限がゆるい通信キャリア」や「カウントフリーオプション」にも注目
「無制限」や「使い放題」ではないものの、うまく使うことで「実質無制限」として使えるプランやオプションも存在します。ここでは、2つの方法を解説します。 その1 速度制限がゆるい通信キャリアを選ぶ 多くの通信キャリアの場合、月間のデータ量を超過すると200~300kbpsまで通信速度が制限されます。この程度の速度の場合、画像の少ないWebページ閲覧やSNS利用程度が限界で、動画を視聴するのは難しいと言えます。 一方、速度制限後も1Mbpsの速度が出せることを強みにしているサブブランドやMVNOも存在します。1Mbpsなら低画質の動画を再生することも可能なので、そうしたプランを選んで「実質無制限」として使用することも可能です。 なお、下表に速度制限後も1Mbpsのプランをピックアップしましたが、同様のサービスを提供している会社はほかにもあるので、乗り換え先を選ぶときは注目してみるといいでしょう。
その2 カウントフリーオプションを活用する 特定のアプリで通信をした場合のデータ量がカウントされなくなる「カウントフリーオプション」を活用することも「実質無制限」にする方法のひとつです。 カウントフリーオプションはさまざまなMVNOが導入していますが、その多くはLINEやInstagramなどが対象で、そもそものデータ量があまり多くないアプリ・サービスがフリー対象となっています。 そんな中で注目したいのが、動画視聴時の通信量カウントがフリーになる「BIGLOBEモバイル」と「LinksMate」のオプションです。 BIGLOBEモバイルの「エンタメフリー・オプション」は、月額308円でYouTube、ABEMA、U-NEXTなど動画サイトのほか、音楽配信サービスや電子書籍配信などもカウントフリーにできるオプションです。BIGLOBEモバイルでもっとも安いプランは、月額1078円の「プランS」なので、動画中心に利用している場合、月額1386円という激安価格で「実質無制限」にすることも可能です。 また、LinksMateが提供する「カウントフリーオプション」にも要注目。こちらは対象の通信量カウントが90%以上OFFになるという仕組みのため上限が存在しますが、ABEMAやニコニコ動画などの動画サイトに加え、数多くのスマホゲームも対象になることが大きなポイントです。自分がよく利用するアプリ・ゲームが対象なら、乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。 以上のほかにも通信キャリアによっては、高速通信と低速通信をスイッチで任意で切り替えることができ、低速時にはデータ量を消費しない仕組みを採用している会社も存在します。この低速モードを多用することで実質無制限プランとして使うことも可能です。 月額料金を気にしないのであれば、通信品質や速度が優れた大手通信キャリアの無制限プランを選ぶのが無難です。乗り換える前には、SNSでユーザーの口コミなどもチェックしつつ、プランを選ぶことをおすすめします。
小川秀樹