「もう二度とああいう思いはしたくない」巨人・中山礼都 1軍再昇格後すぐに土壇場同点タイムリー
◇プロ野球セ・リーグ 巨人3×-2DeNA(7日、東京ドーム) 巨人は延長12回の戦いの末に、オコエ瑠偉選手のサヨナラホームランで劇的勝利。1点を追う9回には中山礼都選手が試合を振り出しに戻す一打を放ちました。 【動画】9月7日の巨人vsDeNA戦ハイライトはこちら この日1軍に再昇格を果たすと、同日DeNA戦の9回2アウト1、2塁から代打で登場。8月10日中日戦以来の1軍出場でしたが、土壇場で同点タイムリーを放ち、チームの窮地を救いました。 試合後、囲み取材に応じた中山選手は「追い込まれてからのバッティングは少しずつできてきているのかなとファームのときから感じていて、(追い込まれるのは)嫌だなっていう気持ちは一切なく平常心で打席に立てました」と貴重な同点タイムリーを放った打席を振り返りました。 前回2軍降格を命じられたことには、「落ちたときに今までにないくらい悔しい思いをして、もう一回這い上がってやろうという気持ちがいつも以上に強かった。(前回出場の中日戦では)守備もバッティングも両方思うような結果を出せずに、守備も情けない姿を見せてしまったので、もう二度とああいう思いはしたくない気持ちは強かったです」と思いを吐露。 虎視眈々と1軍昇格へ練習を重ねた日々を思い出し、「2軍も場所は違いますけど、同じ立ち位置で優勝争いをしているところでは、非常に緊張感のある試合を自分も出て経験として重ねることができたので、そこは変わらずにチームが勝つために自分はどう働けばいいのかっていうのを常に考えながらプレーできました」と話しました。 また「緊迫する場面で打席にも立てましたし、守備も守れたので、これを一つ自信にして、明日からの緊張はすると思いますけど、いつも通りの自分でプレーできたらなと思います」と明日以降を見据えました。