東京都市大塩尻が春20年ぶりVの快進撃、夏は長野日大が15年ぶり、秋は松本第一が初優勝【2024長野県の高校野球】
2025年が幕を開けた。昨年の高校野球界を各都道府県別に振り返り、1年間の球児の熱い戦いを思い出してみたい。 2024年長野県大会の結果一覧 長野県は、23年秋に準優勝していた東京都市大塩尻の快進撃で24年が始まった。春季大会地区予選で松商学園に敗れ3位で県大会へ。それでも佐久長聖を7対0で下すなど勢いをつけると、決勝では23年秋の決勝で敗れていた上田西にリベンジを果たして、武蔵工大二だった2004年以来、20年ぶりの春王者に輝いた。 現校名となってからの初優勝に勢いついたナインは、北信越大会でも勝利を重ねた。初戦を突破すると準決勝で星稜(石川)との激戦を延長11回タイブレークの末に9対7で破るなど準優勝を収めた。 夏は、春3位だった長野日大が2009年以来、15年ぶりの優勝を果たした。決勝までの6試合で、許した失点は初戦と準々決勝で許した1点ずつの計2点。山田 羽琉投手(3年)が準決勝から2戦連続完封勝利を挙げるなど、夏甲子園切符の立役者となった。 秋は松本第一が大会初優勝を飾った。準決勝で上田西を相手にミラクルを起こして勢いに乗った。6回表を終わって0対7とコールド負け寸前の状態も、そこから猛反撃を見せて9回に2点差を追いついて延長タイブレークへ。10回サヨナラ勝ちを収める大逆転勝利だった。決勝では松本国際に1対0で競り勝って頂点をつかんだ。 長野俊英は春と秋8強、夏準優勝と大健闘。公立の小諸商も、春秋8強、夏4強の快進撃で県内を沸かせた。今年はどんな快進撃を見せてくれるのか楽しみだ。