残留かそれとも…日本ハム28歳助っ人の貢献が話題 這い上がったV奪回への使者「何としても残ってほしい」
日本ハムはシーズン終盤に入って粘り強い戦いを見せている。 直近5試合を4勝1敗と脅威の追い上げを見せ、ソフトバンクに8ゲーム差まで迫った。 【動画】4連勝へと導く豪快弾!マルティネスが13号3ランを放ったシーン 7日に行われたオリックス戦(エスコンフィールド)で存在感を示したのは「5番・一塁」で先発出場したアリエル・マルティネスだ。6日の試合ではサヨナラの押し出し四球をしっかり選びヒーローになった男が今度は打撃で魅せた。 2点をリードする5回一死一、三塁の場面、オリックス先発左腕の曽谷龍平の3球目の直球を振りぬくと打球はレフトスタンド最上段に飛び込んだ。試合を決定づけるダメ押しの3ランを放ち、ファンを喜ばせた。 また、お立ち台では気持ちが高ぶったのか、自らで去就について情熱的に触れる場面も。中日から22年オフに移籍、今季がチーム2年目。最近、自身のSNSに日本ハム在籍の記述がなくなったことで、ファンから心配する声が届いていた。改めて「ファイターズは素晴らしいチームです」「これからも勝ち続けると思っていますし、僕自身も何年もこのチームでプレーしたいと思っています!」と強く残留を訴えたのだ。 キューバ出身ということもあり、本人の意向のみで決められない難しさはあるが、"相思相愛"の日本ハムで引き続き、活躍できるか、注目を集めている。 中日から日本ハムに移籍した昨季は119試合に出場し、初の規定打席に到達。打率「.246」、15本塁打、66打点をマークとキャリアハイの成績を残した。 迎えた2024シーズンはここまで108試合に出場、打率「.239」、13本塁打、55打点(9日現在)。もう一人の助っ人野手で、夏場に調子を上げてきたフランミル・レイエスと互いにチームを支えている。 マルティネス自身も7、8月は打率1割台と苦しんだが、勝負の9月に入って5試合で打率「.357」、2本塁打と調子を上げてきている。 スペイン語で「優れたカウボーイ」を意味する「グワチョ」の愛称もすっかりファンの間で定着。マルティネスの去就に関してはファンの間からも「何としても残ってほしい」「ここまで言っているんだから、球団さん、頑張って!」など残留を希望する声がネット上でも続々上がっている。 一方、仮にマルティネスが移籍市場に出るとなれば、一塁、外野など複数ポジションをこなせ、日本の野球界にも適応しているとあって、複数球団が興味を示すと見られている。残り19試合、まずはファンを熱くさせるパフォーマンスを引き続き期待したいところだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]