サンドイッチを「ジップロック」に入れるのってダメですか? 同僚に「もったいなくない?」と言われたのですが、お弁当箱よりも楽でコスパはいいですよね?
食品を密閉保存できるとして有名なジップロックですが、弁当箱代わりにしている人も見られます。使い捨てできるため洗う手間がありませんし、省スペースです。 しかし、「弁当箱のほうがコストパフォーマンスがよい」と思う方も多いでしょう。そこで今回は、袋タイプのジップロックを使った場合のコストパフォーマンスについて解説します。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証
毎回ジップロックを使い捨てるならコスパは低い
ジップロックは市販のポリ袋やナイロン袋より材質がしっかりしているため、価格が高い傾向にあります。そのため、簡易的な袋より1枚あたりのコストは高いといえるでしょう。 その代わり、ジップロックは洗って再利用できます。基本は使い捨てするものといわれますが、袋が丈夫なため再利用が可能です。 1枚で何回使うかは個人の許容範囲によりますが、1回で使い捨てる場合と洗って再利用するケースで、コストが大きく異なります。 ■ジップロック1枚あたりのコスト ジップロックにはLサイズとMサイズがあり、同一メーカーでもそれぞれ単価が異なります。ジップロックにはSサイズも存在しますが、サンドイッチを入れるのは難しいことが想定されるため、今回は計算に含めていません。 一般的にジップロックの価格は、Lサイズ30枚入り、Mサイズ45枚入りでおよそ550円です。1枚に換算すると、Lサイズがおよそ18円、Mサイズでおよそ12円です。 LサイズとMサイズで1.5倍の価格差があるため、コストを気にして使うならMサイズのほうがよいでしょう。 ■洗って再利用する場合のコスト 次は再利用回数ごとのコストを計算しましょう。図表1は、ジップロック1枚を洗って再利用した場合の推定コストです。 図表1
筆者作成 回数が多いほどコストは下がりますが、下げ幅は小さくなっていることがわかります。1回使い捨てを2回にすれば単純にコストを1/2にできますが、4回を5回にしても4/5しか節約効果がありません。耐久面や衛生面も考慮すると、回数を増やし過ぎるのは得策といえないでしょう。