神戸 痛恨黒星6連勝でストップ 9戦ぶり無得点で暫定首位浮上ならず 逆転Vへ正念場 吉田監督「1点が遠かった」
「明治安田J1、神戸0-2FC東京」(18日、ノエビアスタジアム神戸) 2位神戸はFC東京に0-2で敗れ、連勝が6でストップした。勝ち点は64のまま。鬼木達監督(50)の今季限りでの退任が発表された川崎は、G大阪と1-1で、横浜Mは新潟と0-0で、ともに引き分けた。勝ち点65で首位の広島は19日に湘南と顔を合わせる。 【写真】前半、失点した神戸イレブン ゴール裏のサポーターは頭抱えて悔しさにじみ出ている 神戸が8月7日・川崎戦以来9試合ぶりの無得点で黒星を喫し、連勝が6でストップした。勝てば暫定首位だったが、前半24分に先制を許し、流れをつかめなかった。DF酒井は「2失点目から自分たちのプランが崩れ、バランスを悪くした」と振り返った。 9月13日・C大阪戦以降、アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)や天皇杯を含めて公式戦7連戦を無敗で乗り越え、2週間の中断期間を経た一戦。ブランクの影響について「そこに引っかかる必要はないし、全部勝てる保証もない」と言い訳にせず、次につなげることを誓った。後半はメンバー変更の流れでボランチに入り「勝っていた時も、試合でスムーズにいかない違和感を抱えていた。今日ボランチに入って、こうやればスムーズにいくというのもあった。試合後にチームで話したし、小さな修正を加えていきたい」と話した。 広島が負けない限り、神戸は1試合も落とせない状況で手痛い敗戦。吉田監督も「少ないチャンスを相手にものにされた。自分たちは1点が遠かった。試合は続くし、切り替えていかないと」と悔しさを飲み込んだ。リーグ戦は残り4試合。酒井は「全部勝つ意気込みでやるしかない。ここから学んで、チームとしてまた進めれば」と前を向いた。