ツワブキにノジギク「何とも言えん、きれい」《晩秋の牧野植物園を散策》「葉の色の移り変わりも楽しんで」
高知さんさんテレビ
三木優花アナウンサー: 「ずら~と並ぶ色鮮やかな花を今楽しむことができます」 訪れた人: 「何とも言えんきれいな」「きれいなね~すごい」 高知市の牧野植物園のおよそ150メートルの回廊で、訪れた人が夢中になっているのはキクの仲間「ツワブキ」です。丸いフォルムがかわいらしいこの花は例年どおり、11月中旬に開花し今見頃を迎えています。 高知市から: 「ツワブキは今年きれいですね、ようけ咲いてますね」 このように植物園には、晩秋から初冬を彩る植物が見頃を迎えています。こちらは「ノジギク」。牧野富太郎博士が現在の仁淀川町で見つけました。山の野路に咲いていたことから「ノジギク」と名付けましたが、実際には海岸周辺に自生しています。白と黄色のコントラストが植物園に彩りを添えます。 サネカズラを見る人: 「ここのすごいね、実がどっさりなっちゅうね」 「すごいわ、ここのは」 赤く実っているのは「サネカズラ」。この植物はあることで知られていてー 高知市から: 「百人一首に出てくるなと思ったんですけ今聞いたらなんだっけ、『名にしおはば逢坂山のさねかづら人に知られで来るよしもがなですね』初めて見られて良かったです」 こんな珍しい植物もーにょきっとキノコのように生えていますが、実は「キイレツチトリモチ」という花なんです。木の根元に寄生する希少な植物で全国の植物園でもなかなか展示されていません。 牧野植物園広報課・橋本渉さん 「今の時季、目を引く植物が多いですのでそういったものを見つけながら園内歩くのがとても楽しいんじゃないかと思います。植物の葉っぱ、樹木の葉っぱなどはですね色の移り変わりもお楽しみいただけますので、12月上旬ぐらいまでそれらはお楽しみいただけるんじゃないかと思います」 冬にさしかかる中、見頃を迎える美しい植物に癒やされてみませんか?
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