【最新版2024ドラフト候補ランキング│11~20位】西濃運輸・吉田が圏外から一気に16位へ! 健大高崎・箱山、青山学院大・佐々木も上昇<SLUGGER>
▼15位:箱山遥人[捕手・健大高崎高](前回順位:20位) (はこやま・はると/右投右打) 将来像:谷繁元信(元横浜・中日) 強肩強打の高校生ナンバーワンキャッチャー。1年春から不動の正捕手となり、今年春のセンバツでは攻守に見事な活躍でチームを優勝に導いた。地肩の強さだけでなく、ハンドリングやフットワークも高校生とは思えないレベルにある。打撃も広角に強い当たりを放ち、長打力も申し分ない。貴重な強打の捕手として評価も高くなるだろう。 タイプ診断:#強肩強打 #経験豊富 ▼14位:寺西成騎[投手・日本体育大](前回順位:9位) (てらにし・なるき/右投右打/星稜高) 将来像:西野勇士(ロッテ) 中学生時代から評判になっていた大型右腕。高校では怪我に苦しみ、目立った実績を残せず、大学でもリハビリに時間を費やしたが、3年春に鮮やかな復活を果たした。欠点のないスムーズなフォームから150キロ前後のストレートと140キロを超えるスプリットを操り、制球力の高さも光る。今年の春は再び怪我で出遅れたものの、リーグ戦終盤に復帰を果たすと、大学日本代表にも選ばれて国際大会でも好投を見せた。 タイプ診断:#スーパー中学生 #故障から復活 ▼13位:篠木健太郎[投手・法政大](前回順位:6位) (しのぎ・けんたろう/右投左打/木更津総合高) 将来像:今井達也(西武) 今年の東京六大学を代表する本格派右腕。高校時代に比べて躍動感が明らかに上がり、ストレートも常時150キロを超えるまでにアップした。持ち味だった制球が課題となっていたが、今年の春は少しスピードを抑えて安定感も増している。ポテンシャルの高さは誰もが認めるところだけに、最後の秋は圧倒的な成績を残してもらいたい。 タイプ診断:#神宮の星 #躍動感◎ ▼12位:佐々木泰[三塁手・青山学院大](前回順位:16位) (ささき・たい/右投右打/県岐阜商高) 将来像:松田宣浩(元ソフトバンク・巨人) 県岐阜商時代も3年時の甲子園交流試合で一発を放って注目を集めた強打の三塁手。青山学院大でも1年春にいきなり4本塁打を放って、神宮を沸かせた。2年からは厳しいマークにも苦しみ、調子の波は目立つものの、強烈に引っ張る打撃は大きな魅力。今年春もリーグ戦では苦しみながら、大学選手権では2本塁打を放つ活躍でMVPにも輝いた。 タイプ診断:#強打のサード #スーパー1年生 ▼11位:斎藤大翔[遊撃手・金沢高](前回順位:圏外) (さいとう・ひろと/右投右打) 将来像:大型の今宮健太(ソフトバンク) 高い守備力とスピードが魅力の高校生ショート。181㎝の長身でも動きの良さは抜群で、ハンドリング、スローイングも高校生とは思えないレベルにある。脚力も素晴らしいものがあり、積極的に次の塁を狙う走塁も魅力だ。打撃も高いレベルでは少し苦労しそうだが、タイミングのとり方は悪くない。ショートの若手が少ない球団にとっては垂涎の存在となるだろう。 タイプ診断:#フットワーク◎ #スピードスター 文●西尾典文 【著者プロフィール】 にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間400試合以上を取材。2017年からはスカイAのドラフト中継で解説も務め、noteでの「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも多くの選手やデータを発信している。
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