突きだけの単調な攻めにならずヒザや下段も織り交ぜた鈴木

第1回空手Champion of Champions チャンピオン オブ チャンピオンズ 2024年7月21日(日)東京・国立代々木競技場第2体育館 【写真】サイドに回って胸を打つ鈴木 ▼決勝戦 本戦3分・延長戦2分・再延長戦2分 〇鈴木未紘（厚木・赤羽支部/第13回世界大会優勝） 延長戦　判定5-0 ×ブリジタ・グスタイタイテ（リトアニア/第7回世界ウエイト制大会重量級優勝） ※鈴木が優勝。 　女子の決勝戦は鈴木とブリジタで争われた。開始と同時に鈴木が接近して突きと内股蹴り、ブリジタはヒザ蹴りで対抗する。白に1本上がったが引き分け。 　延長戦、鈴木はさらに突きの回転を速めていく。ブリジタはヒザを高く突き上げ、上段廻し蹴りでも鈴木を脅かす。しかし、鈴木の突きは止まる来なく、下段と中断も蹴り、最後は手数で上回っての判定5-0。優勝を決めた。 　鈴木は勝利者インタビューで「必ず日本の王座を獲り、支えてくださる方に恩返しをすると決めてやってきたのでよかったです。緑代表から世界大会の数日後にこの話をいただいて、この日のために毎日稽古をやってきました。空手を選んで逃げずにやってきたから今があります。世界中の人々に記憶に残る選手になり、新極真会に恩返しをしたいと思います」とスピーチした。