大関大の里が25年初稽古、V直後9勝止まりの昨年教訓に「振り幅ない年に」安定してV争い誓う
大相撲の大関大の里(24=二所ノ関)が、綱とりの2大関に先んじて、今年最初の稽古を行った。 2日、茨城・阿見町の部屋で四股などの基礎に加え、若い衆に胸を出した。初場所(12日初日、東京・両国国技館)の成績次第で、横綱昇進の可能性がある琴桜、豊昇龍の両大関は3日が稽古始めの予定。2人が千秋楽まで優勝を争った昨年11月の九州場所は「悔しかった」という。続けて「去年は良い時と悪い時の成績がジグザグだったので、振り幅のない1年にしたい」と力説。2度の優勝直後は、ともに9勝止まりだった昨年を教訓に、安定して優勝争いに絡むことを誓った。 前日1日に、出身の石川県が大きな被害に遭った能登半島地震から1年が経過した。テレビで当時や現在の様子が流れ「1年たっても大変な状況。自分の相撲で少しでも地元を明るくしたい」と、故郷を勇気づけたい思いを口にした。