佐野海舟の適応の早さに驚嘆…マインツ幹部「言葉ができない選手がこれほど早くこれほど重要になるなんて…」
GKに次ぐチーム2位の出場時間
マインツ強化担当のクリスティアン・ハイデル取締役は、MF佐野海舟の適応の早さに驚いているようだ。ドイツ紙『ビルト』で語っている。 佐野は昨夏に鹿島アントラーズからマインツに加入。不同意性交容疑で逮捕された事件は現地でも報じられ、コミュニケーションの問題などが指摘されるなど、当初はその獲得を疑問視する声も少なくなかった。だが同選手は今はマインツの中盤に欠かせない絶対的なレギュラーに。5位につけるチームでGKロビン・ツェントナーに次ぐ出場時間を記録し、公式戦17試合のうち15試合にはフル出場している。 そして、そんな躍進ぶりにハイデル取締役も驚いている模様。インタビューで、先月にはバイエルン・ミュンヘンやフランクフルトを下したチームの好調については「重要な選手を失ったにもかかわらず、チームはすぐにそれを乗り越えた。それに新加入選手もすぐに力を発揮したんだ」と述べると、佐野についてはこう語った。 「彼のプレーは非常に印象的で、今のチームパフォーマンスでは大きな役割を果たしている。言葉ができない選手が、遠く離れた国でこれほど早くこれほど重要になるなんてことはほとんど見たことがないよ」 マインツは11日に行われるブンデスリーガ第16節でボーフムをホームに迎え、14日の翌節ではレヴァークーゼンとのアウェーマッチに臨む予定。MFナディエム・アミリは出場停止によってこの2戦を欠場することになるが、中盤での相棒を欠く佐野はどのようなプレーを見せるのだろうか。