『Apex Legends』配信当初のゲーム体験を楽しめる「ローンチロイヤル」はなぜ生まれたのか?メディア合同開発者インタビュー
開発としては、常に継続的な改善、より良い環境の構築を理念としています。「ローンチロイヤル」は、期間限定で当時の懐かしい思い出を振り返ってもらいたいと思ったものです。このイベントが終わったら、また元の環境を楽しんでほしいですね。
――「ローンチロイヤル」は初期仕様で遊べますが、その中で意外だったものは開発としてありますか?
開発チーム:ゲームがリリースから5年を迎えるなかで『Apex Legends』は多くの変更や調整、ビルドアップが行われていきました。開発はその中で初期要素だけを取り出して、オリジナルのゲームを楽しめるようにするのは大変だったと思います。
当時はそこまでレジェンドが多くなかったので、マップの調整は比較的容易だったと思いますし、ゲーム性についても意外なことはなかったと思います。でも、今回の作業はかなりスケジュールがタイトだったのですが、無事に完成したのが一番のサプライズですね(笑)
――今回の「ローンチロイヤル」で、ゲームの性質上として、オリジナルから変更せざるを得なかった部分はありますか?
開発チーム:ゲームとしての骨子はすでに完成していたので、特に問題点として大きな変更を強いられたという部分はありません。ただし、意図的に「この部分はオリジナルのままじゃない方がいい」として、一部の武器のマズルフラッシュやデスボックスや体力バー関連のUIデザインなどは、現在のビルドから変えないようにしていますね。
こういった部分はゲームの進化の中でユーザーに提供するプレイ体験を向上したものなので、わざわざ「悪い体験」をして貰う必要はないと判断したんです。
――どのように過去の仕様を再現したのでしょうか?旧ビルドからゲームを調整した形式なのでしょうか?
開発チーム:開発としてはもちろん、それぞれのバージョンのビルドやこれまでのアップデート遍歴、当時のレジェンドや武器の性能データなどは保管しています。その記録の中で再現しているので、ローンチ時点の感覚を楽しめるようになっていると思います。
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