〔欧州株式〕軒並み最高値=英0.21%高、独0.82%高(15日)
【ロンドン時事】15日の欧州株式市場は軒並み上昇した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比17.67ポイント(0.21%)高の8445.80と、3営業日ぶりに史上最高値を更新して引けた。 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)も0.82%高で3営業日ぶりに最高値を塗り替えた。フランスCAC40種指数は0.17%高、ストックス欧州600種指数も0.59%高となり、それぞれ連日の最高値更新となった。 良好な四半期決算を発表した銘柄を中心に買いが膨らんだ。この日発表された4月の米消費者物価指数(CPI)が弱めの内容となったため、米利下げ観測が高まり、金利動向に敏感な不動産株やハイテク株も買われた。 FTSEの構成銘柄では、信用リスク管理サービス会社エクペリアンが8.13%高と大幅高となり、たばこ大手インペリアル・ブランズが5.75%高、物流施設大手セグロが5.52%高で続いた。一方、高級衣料のバーバリーは7.28%安と急落。給食サービス大手コンパス・グループは2.97%安、小売り大手B&Mヨーロピアン・バリュー・リテールも2.44%安と売られた。 DAXでは、不動産大手ボノビアが6.74%高、エネルギー大手シーメンス・エナジーが6.46%高、コメルツ銀行が5.13%高。半面、高級車メーカーのポルシェは1.70%安、商用車大手ダイムラー・トラックは1.36%安、防衛大手ラインメタルは1.19%安で引けた。