米大統領選の投票開始 激戦州・ペンシルベニア州では早朝から
米大統領選の投票が5日午前(日本時間5日夜)に米東部で始まった。ペンシルベニア州の最大都市フィラデルフィアでは、午前7時に地域の教会や学校などの投票所が開き、訪れた有権者が投票用紙に記入していた。投票は午後8時まで。 【写真特集】トランプ氏とハリス氏の最終日の集会 ペンシルベニア州は選挙の結果を左右する七つの激戦州の一つで、ハリス氏、トランプ氏とも重点的に集会を開いてきた。投票日直前の最新の世論調査でも、両陣営はほぼ互角の戦いを繰り広げている。 フィラデルフィアは1776年に米独立宣言が採択された建国の地。投票所には早朝から多くの有権者が詰めかけて長い列を作り、会場の敷地外で順番を待つ人の姿もあった。 公認会計士の男性(74)は、減税などの経済政策を評価してトランプ氏に投票した。「ハリス氏では経済が悪くなると思う。ただ、大接戦でどちらが勝つか分からない」と話した。 フィラデルフィアでは、前夜にハリス氏が選挙戦を締めくくる集会を開いた。参加したデビット・グッドリッチさん(46)は「ここまで大勢の人が集まるのは珍しい。戦いが白熱している証拠だ」と興奮した様子だった。【フィラデルフィア大久保渉】