負けたらアカンで巨人に「道頓堀人情」もう一度 天童よしみが新体制の藤川阪神にエール
大の虎党で知られる歌手・天童よしみ(70)が藤川監督のもとで新体制を迎える来季の猛虎戦士にエールを送った。 幼少期から野球好きの両親のもとで育った。「父はタイガースファンで母はジャイアンツファン。もう伝統の一戦なんて大変でしたよね。どっちが勝ってもエラい雰囲気になっていましたから(笑)。夫婦が野球でこんなんなるか?って」と明かした。 昨年は阪神が38年ぶりの日本一を決めるなど、最高の瞬間を再び味わった。「私はやっぱり阪神ファンで。1985年の日本一に輝いたときは浪速っ子が熱く熱く燃えて、ものすごかったですよね」と回想した。年末のNHK紅白歌合戦では、大阪・通天閣をバックに生中継で歌唱。1985年以来のシリーズ制覇を祝し同年にリリースしたヒット曲「道頓堀人情」を歌い上げた。「タイガースがものすごいフィーバーを起こした85年の歌。それをまた歌わせていただけたことが本当にうれしかった」 今季限りで岡田監督が退任し、藤川新監督のもと、新体制で2025年を迎える。「期待していますし、きっと、やってくださるはず」と自信満々で太鼓判を押した。注目選手には佐藤輝を指名し「人気もスゴいし、グラウンドに出てくるとワーってみんなが歓声を上げますから」と、ムードメーカーとしても大きな期待を寄せた。 今年の開幕戦で国歌独唱を務めたが「やっぱり特別でしたね。もう、ファンの方の熱気がすごかった。全然違う。来年もお声をいただけたらぜひ。仕事が入っていても何とかします!」と再びの大役に名乗りを上げていた。 ◆天童よしみ(てんどう・よしみ) 1954年9月26日生まれ。和歌山県田辺市出身。本名・吉田芳美。70年、吉田よしみ名義でテレビアニメ「いなかっぺ大将」の主題歌「大ちゃん数え唄」をリリース。72年には「全日本歌謡選手権」で10週勝ち抜き「風が吹く」でプロデビュー。85年に発売した「道頓堀人情」がヒット。93年にNHK紅白歌合戦に初出場。96年の「珍島物語」は130万枚を超えるミリオンヒットとなった。