リヴァプール、三笘薫が先発のブライトンに逆転勝ちで首位浮上!遠藤航は77分から出場
現地時間2日、イングランド・プレミアリーグは第10節が行われ、遠藤航の所属するリヴァプールはホームのアンフィールドに三笘薫の所属するブライトンを迎えた。 わずか3日前にカラバオカップ4回戦で対戦した両者は、リヴァプールが3-2の接戦を制しベスト8へと駒を進めた。早くも訪れたリターンマッチで、カラバオカップではベンチスタートだった三笘が先発出場。カラバオカップで先発していた遠藤はベンチからのスタートとなった。 最初のチャンスはホームのリヴァプール。9分、ハーフェーライン付近でのルーズボールを巧みなコントロールでキープしたヌニェスがそのままゴール前までドリブルで持ち上がり、得意の角度から右足でフィニッシュ。しかし、これはゴール右でGKフェルブルッヘンが素晴らしい反応ではじき出した。 ブライトンのチャンスは14分、右からカットインしたカディオグルのサイドチェンジを左サイドで受けた三笘がアレクサンダー=アーノルド相手に仕掛け、右足アウトサイドでゴール前に入れると、ニアサイドのウェルベックが触ったボールがファーサイドのスペースに流れる。ここに走り込んだカディオグルが右足ダイレクトで振り抜くと、強烈なシュートが左のポストを叩いて決まり、ブライトンが幸先よく先制した。 先制したブライトンは27分、カウンターからアヤリのパスに抜け出したルターがファン・ダイクの追走を受けながらもGKケレハーと1対1を迎えるが、このシュートはGKケレハーが足でブロックした。 さらに36分、カウンターから三笘がウェルベックとのパス交換で持ち上がり、エリア内左から左足でクロスを上げると、ファーサイドに走り込んでいたカディオグルがボレーで捉える。しかし、これは抑えが利かすゴール上へと外してしまった。 ブライトンが1点をリードしたまま迎えた後半、リヴァプールはコナテに代えてゴメスを投入。すると開始2分で左サイドからのFKをゴール前に飛び出したゴメスが頭で合わせるが、フリーでのヘディングはGKフェルブルッヘンがしっかりとキャッチした。 56分にはケレハーのロングキックをソボスライ、ヌニェスが立て続けに逸らし、抜け出したサラーがGKフェルブルッヘンと1対1を迎える。ボールを浮かせてフェルブルッヘンをかわそうとしたサラーだったが、思うようにボールが浮かず、ブロックされてしまう。 追いつきたいリヴァプールは66分、ソボスライとマクアリスターに代えてルイス・ディアスとカーティス・ジョーンズを投入し、中盤のバランスを崩してまで前線に厚みを持たせる。すると迎えた69分、左サイドでボールを受けたガクポが右足で鋭いクロスを入れると、ゴール前に飛び込んだヌニェスには合わなかったものの、バウンドしたボールがそのままゴール右へと吸い込まれてリヴァプールが同点に追いついた。 さらに72分、カウンターからL・ディアスとのワンツーで中盤を突破したC・ジョーンズが右のサラーに預けると、得意のカットインから左足でゴール左へと豪快にシュートを沈め、あっという間にリヴァプールが逆転に成功。アンフィールドの盛り上がりが最高潮に達する。 逆転したリヴァプールは77分にヌニェスに代えて遠藤を投入し、崩れた中盤のバランスをとる。再び流れを引き戻したいブライトンは、三笘が何度も左サイドで仕掛けるが、対峙するアレクサンダー=アーノルドも集中した守備で抜かせない。 三笘は87分にアディングラとの交代でピッチを退き、ブライトンはさらにモダーとファーガソンを投入して同点ゴールを狙いに行く。 しかし、サラーに代えてブラッドリーを投入し逃げ切りを図ったリヴァプールがアディショナルタイムの4分間もブライトンの反撃を抑え込み、逆転勝ちで同時刻に試合を終えたマンチェスター・シティをかわして首位に浮上した。 ■試合結果 リヴァプール 2-1 ブライトン ■得点者 リヴァプール:ガクポ(69分)、サラー(72分) ブライトン:カディオグル(14分)