【新潟記念展望】本格化したディープ産駒レッドラディエンスが重賞連覇へ
「新潟記念・G3」(9月1日、新潟) サマー2000シリーズ最終戦。開幕戦の七夕賞を制したレッドラディエンスが主役を務める。陣営期待のディープインパクト産駒が5歳夏にして本格化。中間の調整は順調で、1週前には栗東CWで力強い伸び脚を披露した。「しっかりやりました。動きは良かったし、乗り手の感触も良かった」と友道師。14年マーティンボロ、20年ブラヴァスに続くシリーズ制覇へ、準備は着々と進んでいる。 マーメイドSを鮮やかに逃げ切ったアリスヴェリテの勢いにも注目だ。1週前は栗東坂路で4F51秒9の好タイムをマーク。「体は立派なぐらいで、来週にはちょうど良くなると思う。新潟コースも大丈夫」と中竹師。秋にはBCフィリー&メアターフ・G1(11月2日・米デルマー)への遠征を控えており、重賞連勝で弾みをつけたい。 3歳牝馬ライトバックの参戦も興味深い。春はエルフィンSを制し、桜花賞&オークスでともに3着に好走。初の古馬相手でも実力は引けを取らない。茶木師は「馬体が増えて、背も伸びた。条件はいいし、ここで経験値を積み重ねたい」と始動戦を楽しみにする。 七夕賞2着以来のキングズパレス、マーメイドS2着のエーデルブルーメも参戦。他にも実績上位のラーグルフ、友道厩舎のセレシオンなど伏兵陣も虎視たんたん。