ブルーシートで覆われた輪島の神社に初詣、仮設の男性「1年間命があったことに感謝した」
能登半島地震や昨年9月の豪雨で被災した石川県輪島市河井町の重蔵神社では1日、地元住民らが朝から初詣に訪れ、早期の復興や新年の平穏を祈った。
神社は地震で本殿や拝殿が損壊。木材で支えられた壁はブルーシートで覆われたままで、境内に仮の社とテントを設けて参拝場所とした。この日は、地震や豪雨の犠牲者を悼む復興慰霊祭も行われた。
自宅が全壊して仮設住宅で暮らす男性(76)は「昨年は地震があったが、1年間無事で命があったことに感謝した」と話した。
能門亜由子禰宜(ねぎ)(48)は、「少しでも皆さまの生活が良くなる1年になれば」と願っていた。