【500人アンケート】6月から実施。7割の人が「よくわからない」と答えた制度の中身も徹底解説! 4万円定額減税、あなたは何に使う?
続いて個人事業主の場合は、予定納税が発生する人は予定納税から、発生しない人は確定申告によって所得税が減税されます。住民税については受け取った納税通知書に基づいて納める際に減税されます」(太田氏) 何やら難解な制度だが、とりあえず会社員は今月の納税額が大幅に減り、手取りが増えると理解しておけばよさそうだ。では、浮いたお金は何に使う? アンケートを取ったところ、最も多かったのが「食品、衣料品、水道光熱費」など、生活に必要な費用に充てるという声。 「正直〝浮いた〟と思えるほどの額じゃないですね。子供のオムツ代や米代など、生活の足しになるかなという程度」(35歳・編集者) 「電気代が値上がりしているのもあり、家賃や水道光熱費を支払って終わりそうです」(31歳・看護師) 「物価高のせいで食事が炭水化物に偏りがちだったので、野菜や肉を買いたいです。高級品ではなく、普通のスーパーで買える普通の野菜と肉で十分」(25歳・事務) 景気刺激策としての側面もあるとの触れ込みだったが、外食や旅行、趣味などのぜいたくに使う人は1割程度にとどまった。 「いつもお昼は500円のお弁当なので、ランチコースなどのプチぜいたくがしたいです」(27歳・PR) 「4人家族だと16万円の減税になるので、久々に旅行に行きたいです。国内のホテルも軒並み値上がりしており、足が遠のいていたので」(41歳・広告代理店) 一方、生活費に次いで回答が多かったのは皮肉にも「貯蓄」だ。 「今後増税ラッシュが来るといわれているので、1円でも多くためておきたいです」(42歳・自営業) 「一気に4万円増えるわけでもないので、使うという発想にはならないですね」(36歳・コンサル) そもそも、今回は給付金ではないので実感が薄い、と語る人も。 「給与明細をよく見るタイプじゃないので、毎月数千円くらい所得が増えても気づかないと思う。自然と貯蓄する形になる気がします」(30歳・映像制作)