こおり健太16年目の新シングル「裏町蛍」愛犬のおかげで出来上がったと言っても過言じゃない
【東スポ音楽館】演歌歌手・こおり健太が今月リリースしたシングルが「裏町蛍」(作詞・高橋直人/作曲・桧原さとし)だ。デビュー16年目を迎え、“新たなスタート”と位置付ける作品だ。 ――新曲はどんな作品ですか こおり「いちずに好きな人を待つ女性を歌っています。蛍はきれいな水の中でしか生きられないけど、ちょっと濁った都会の片隅の酒場でたたずむ女性が添い遂げられない人を待ち続けるという切ない女唄です」 ――2008年に「口紅哀歌」でデビューしてから女唄を歌い続けている こおり「作詞家の麻こよみ先生が、私の歌声は、女性がすすり泣くような感じで聞こえる時があると感じてくださったことがきっかけで、“健太は女唄がいい”と女唄を歌い続けています。自分の中で歌詞をドラマのように映像化しながら、理想の女性像をイメージして歌っています」 ――歌手になる前は保育士をやっていた こおり「宮城で保育士をやっていました。就職して3年目くらいにNHKの『のど自慢』に出場して、氷川きよしさんの『きよしのズンドコ節』を歌ったんです。オンエアの翌日、保育士さんや子供たちも盛り上がってくれたんです。それからお祭りで歌う機会もあり、子供たちが大喜びしてくれたのを見て、歌の道をもう一度、目指そうと上京しました」 ――ブログを拝見すると犬がよく出てくる こおり「トイプードルの『ずんだ』です。コロナ禍の時に飼い始めたのですが、地方での仕事のときも可能な限り連れていっています。ファンの方にも浸透しているので、ブログに載せないと“元気ですか?”と聞かれますし、ずんだのおかげで、今回の新曲も出来上がったと言っても過言ではないです」 ――と、言いますと こおり「昨年、15周年記念アルバムをリリースしたのですが、その中の『肥後の盆』という楽曲を、初めて桧原先生に書いていただきました。そのレコーディングの時、スタジオに連れていったずんだを桧原先生がすごくかわいがってくれて。そのことが頭に残っていて、今回のシングルは桧原先生にお願いしたいと言って出来上がりました。歌手の方やファンの方、ずんだをきっかけに新しい出会いをつくってくれています」 ――16年目がスタート こおり「15年目という一つの節目が終わって、この新曲を新たなスタートとして、大きなところでライブをやりたいです。そのために新曲を多くの人に聴いてもらいたいです」
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