本仮屋ユイカさんがショートドラマで演じた“悪い女”。撮影エピソード、ラジオでの自分の変化、現在のルーティーンも
玲花を演じてラジオも変わった
芝居に限らず多方面で活躍する本仮屋さんだが、今年の夏は休みをとってバリ島旅行に出かけ気分転換したという。 「6日間くらいバリに滞在できたのですが、ちょうどガルンガンと呼ばれる祭日が重なり、伝統的な衣装を着たたくさんの人たちが寺院で参拝されていました。私も同じような衣装を着て参加することができて、とても清らかな気持ちになりました。リフレッシュできたこともあってバリがとても気に入ってしまい、私はいつかまたバリに帰るんだという気になっています(笑い)」 日本での忙しい毎日では体調管理も必須。そんな本仮屋さんのルーティーンは? 「お恥ずかしい話、私朝が弱いんです。でも体質改善も兼ねて朝に温かい汁ものを飲むことを習慣づけるようにしました。今朝は豚汁を飲んで、別の日には中華スープやトマトスープなど気分に合わせて飲むようにしています。おなかの中が温まって安心するのか、その日1日が気持ちよく過ごせますね」 また、本仮屋さんのライフワークともいえるのがラジオ。今は「ONE-J」(TBSラジオ系、日曜8時~)や「三菱地所レジデンス Sparkle Life」(Tokyofm、日曜18時半~)でパーソナリティを務めている。親しみやすい語り口と、ゲストら出演者との和やかな掛け合いでリスナーを楽しませている。 「ラジオはいつも必死です。生放送のある日曜日は社会人としてちゃんとする日です(笑い)。私自身ラジオを聴くのも好きで、聴くと本仮屋ユイカの日常に戻れる。自分のニュートラルなゾーンがわかるという一つのスイッチでもあるんです」 『悪い女』の撮影をへて、ラジオの仕事にもある変化があったという。 「作品に入っているときは、ラジオでしゃべっていて、自分の役がこのくらい入っているんだなとか感じることもあります。そう考えるとラジオって、俯瞰して自分を見られる貴重な場所です。実は今回、藤堂玲花を演じてから自分の中のムードが変わって、ラジオでもこれまでより自由に話せるような感覚がするんです。これまでは抑えてきた人との距離の取り方や、話の進め方を少し変えてみたりだとか。小さな変化かもしれませんけど、玲花がまだ私のなかに残っているようで、うれしいです」 取材・文:編集部 写真:野呂美帆
ショートドラマ『悪い女』
リアルな心理描写と驚愕のラストで読者を震撼させるミステリー小説『悪い女 藤堂玲花、仮面の日々』(朝日文庫/2023年9月刊)が、実写ショートドラマ化。本作は、濃密なストーリーを凝縮した縦型ドラマとして制作され、主演の本仮屋ユイカさんは初めてのショートドラマへの挑戦。全20話構成で、ラストまで視聴すると登場人物のイメージが一変する、衝撃の内容だ。またこの作品は、BUMPオリジナルドラマとしては初のミステリージャンルとなり、新境地を切り拓く意欲作となっている。11月27日から配信中。 アプリ「BUMP」のダウンロードはこちら 原作の『悪い女 藤堂玲花、仮面の日々』はこちら
朝日新聞社