「どうにかできなかったのか」パリ五輪、なでしこジャパンの“透けるユニフォーム”への危惧
一部選手から危惧する声も
選手によって着用するインナーはさまざま。“露出度の高い”インナーが透けて見えてしまった選手の画像や映像は、広く、そしてひどく拡散されてしまっている。それはなでしこジャパンの勝利を喜んだり、応援するものとは違う感情で。 《白色どうにかならなかったのか…》 《選手が気を遣うものは駄目》 《女子サッカーの日本代表の選手の白いユニフォーム着てて下着透けてる!とか写真付きでツイートしてる奴いて声出たわキモすぎる》 選手への心配、さらに選手に向けられる視線への嫌悪など多数の声が上がっている。今回のY-3コラボユニフォームの公式発表に携わっていたあるサッカー関係者は、 「今回の白ユニフォームだけが良くないというわけではないですが、“こういう白のユニってめっちゃ透けるよね……”と、一部選手から危惧する声も上がっていました」 女子スポーツへの性的な目線は、かねて問題になっている。 「どこのメーカーが担当しようとも、結局の決定権は日本サッカー協会となります。“最近の薄いユニフォームは夏は透けやすい。女子だけでも何か対策ができなかったのか……。 実際に女子サッカーではアメリカのプロリーグのクラブが、'23年にユニフォームの下を“白から黒”に変更しています。理由は“選手の生理の不安を考慮して”というものです。所属選手らはその変更を大歓迎していました。 クラブと代表では事情も変わりますが、選手のメンタル、そして選手に向けられる卑猥な目線から守るために、変化していくべきだと思います。スポーツでは“伝統のチームカラー”が尊ばれがちですが、選手を不安にさせてまで守るべき“伝統”などないはずです」(前出・サッカー関係者) なでしこジャパンは日付が変わって8月1日0時(日本時間)に対ナイジェリア戦がキックオフとなる。選手に向けられる視線は、勝利への期待だけであってほしい。